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ネオニコチノイド系農薬のハチへの影響を確認

EFSA News (2018/2/28)  Neonicotinoids: risks to bees confirmed

 

EUでは、ネオニコチノイド系農薬のクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3種を2013年から暫定的に禁止にしています。この段階では、悪影響がはっきりと証明されていなかったので、2年間の「暫定禁止」としていました。これまで、問題が無い事を証明するデータが出てこなくて、延長されてきましたが、EFSA(欧州食品安全機関)が、ついに「ハチへの影響が確認された」と発表しました。

今回は、種子処理としての使用方法についてですが、EFSAが正式に公表したことで、「暫定」ではなく正式な規制につながっていくでしょう。

 

 

ネオニコチノイド系農薬について

  • 有機リン系農薬など古いタイプの農薬よりも、人体に対する毒性が低い殺虫剤(昆虫には良く効く)
  • 浸透性があるので、植物内部まで入り込む
  • 人体への毒性が低いので、使用量が多かったり、残留しやすい使用方法が認可されてきた(種子処理、土壌混和など)
  • 残留しやすく、大量に使われる様になったので、ミツバチ、トンボなど、昆虫に対する影響が問題になった

日本では、規制どころか、使用量が増えています。毒性が低いものを同じ量使うなら改善ですが、毒性が低くなった分多く使ってしまっては、意味がありません。

 

関連記事

ネオニコチノイド系農薬の基準値変更について

クロチアニジン(ネオニコチノイド系農薬)の残留基準値改正

(2018/3/30 外山)

超加工食品の摂取量が、ガンの増加と関連している

Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort. 
BMJ. 2018 Feb 14;360:k322 パリ第13大学

 

フランスで18歳以上の人104,980人を対象とした調査です。

  • 超加工食品が10%増えるとガンになった人が1.12倍に増えた。
  • 加工なしまたは最低限の加工のみの食品が10%増えるとガンになった人が0.91倍に少なくなった。

(解説)
Q 超加工食品とは?
A 工場で加工している食品。一般的には、5種類以上の原材料を使い、砂糖、油(脂)、塩、酸化防止剤、安定剤、防腐剤を使っている。

ガンが増える原因は、これだけではわかりませんが、この研究者は、1.高カロリー、食物繊維不足、2.添加物、包装材の酸化チタン、3.加熱調理(アクリルアミドなど)、4.プラスチック包装のビスフェノールAなどを考えています。また、加工度の低い加工食品(家庭で作るのと同じような造り方)の場合は、明確な差は見られませんでした。

 

手作りが基本、加工品を使う場合も、添加物の少ないものを選んでください。
(2018/3/30 外山)

EUではサルモネラが増えている

2017年12月12日 EFSA(欧州食品安全機関)のニュース「Salmonella cases no longer falling in the EU(EUでは、サルモネラ食中毒はもはや減っていない)」より

 

  • 2014年以降、EU内のサルモネラによる食中毒が3%増えた
  • 同じ期間に、産卵鶏の保菌率が0.7%から1.2%に増えた
  • 2016年にEU内で94,530人のサルモネラ症が報告された
  • 原因食品としては卵、卵製品、鶏肉が多い
  • 入院患者の45.6%、死者の50%と、ひどい食中毒の原因になっている

サルモネラによる食中毒は、年々減少してきましたが、EUではここに来て増加に転じたようです。日本はどうでしょうか?

  • 日本でも、2012年ごろから減らなくなっている(下の表 2012年ごろからほぼ横ばい)。
  • 日本の食中毒統計には、報告の無いケース入っていない。2013年の861人の裏には、実際には10万〜100万人もの患者が隠れていると推定。(食品媒介感染症被害実態の推定 厚生労働省薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会 2016年3月16日)

 

日本のサルモネラ食中毒統計
年    患者数    事件数
1998    11424    755
2000    6940    518
2004    3788    225
2007    3603    126
2009    1518    67
2010    2476    73
2011    3068    67
2012    670    40
2013    861    34
2014    440    35
2015    1918    24
2016    704    31
 

ニュースより:マーガリン 低「トランス脂肪酸」強調 相次ぐ新製品

各務原カンファレンス 渡部和男氏配信

http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/

 

マーガリンなどの製造のために油脂に水素を添加する工程で生じるトランス脂肪酸が問題になり、名古屋生活クラブなどは繰り返し有害であると主張していました。国の動きは極めて鈍く、今後の行方が心配されていました。

今朝のニュースチェックで、業界がマーガリンに対する負のイメージをなくそうと、トランス脂肪酸が少ない油脂の使用に動くようです。完全になくなりませんが、かなり減りそうです。良いことですが、なぜ今まで実行しなかったのでしょうか。

 

マーガリン 低「トランス脂肪酸」強調 相次ぐ新製品

毎日新聞2018年2月27日 21時20分(最終更新 2月27日 22時38分)

https://mainichi.jp/articles/20180228/k00/00m/020/136000c?fm=mnm

 

 

追記(2018/3/30 外山)

トランス脂肪酸を減らそうとすると、パーム油を増やす事につながりかねません。

 

明治の取り組み (明治乳業のHPより)
部分水素添加油脂の代わりに何を使っているの?
明治では、従来と同様の「おいしさ」、「使いやすさ」を維持するために、油脂の加工および配合技術を活用して開発した新ブレンド油脂を使用しています。新ブレンド油脂は、植物油脂のパーム油などが起源の常温で固体の油脂で、部分水素添加油脂を使用していません。

ニュースより: 米州議会、遺伝子組み替え農業の除草剤を禁止に

各務原カンファレンス 渡部和男氏配信

http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/

 

除草剤耐性作物栽培が広がっています。当初はラウンドアップ耐性作物が栽培されていましたが、ラウンドアップで枯れない(耐性を持った)雑草が現れてきたので、ジカンバのような除草剤に耐性のある作物が作られ、ジカンバも散布されるようになりました。ところがジカンバを散布すると蒸発・飛散し、周辺の作物に影響を及ぼすことが問題になっていました。

今朝のニュースチェックで読んだ記事によると、米国アーカンソー州ではジカンバを使用禁止にしたそうです。議会で仕組み変え作物と農薬との問題に一石を投じることになります。

ジカンバ (MDBA):除草剤バンベルD(芝、草地、道路、宅地)などに使われる。ホルモン型除草剤。残効性は長い。

 

米州議会、遺伝子組み替え農業の除草剤を禁止に
2/8(木) 17:04配信 ニュースソクラ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00010001-socra-int



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