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小児科に通う親子のホルモンやプラセンタを含むヘアケア製品の使用調査

論文で紹介します

A survey of use of hormone/placenta-containing hair preparations by parents and/or children attending pediatric clinics.
小児科に通う親子のホルモンやプラセンタを含むヘアケア製品の使用調査
Mil Med. 1997 apr;162(4):252-6.


目的

軍用医療施設の小児科に通う異なる人種間でのホルモンまたはプラセンタを含む、あるヘアケア製品の使用頻度を調査することを目的とした。


方法

4つのアメリカ軍用医療施設の小児科に通う親や世話人にホルモンまたはプラセンタ含有のヘアケア製品について質問事項に答えてもらった。


結果

その521人の内、64%のアフリカ系アメリカ人と6.9%の白色人種がホルモンまたはプラセンタ含有の製品を使っていた(P<0.0001)。これらの製品を使っていた親の内、55.5%が子供に使っていた。

加えて5.5%の子供(限られたサンプルからの)が床屋に行っており、ホルモンまたはプラセンタ含有製品に曝露しているかもしれない。4つの製品の分析はエストリオール、エストラジオールの存在を示した。


結論

少しの白色人種を含むが主にアフリカ系アメリカ人がホルモンまたはプラセンタ含有のヘアケア製品を使用し、そのような製品を使っている半数以上の人が子供にも使っていた。これらのヘアケア製品を子供に使うことは子供の性成熟に影響を及ぼすかもしれない。
 

(2012/08/20 掲載)

新生児の集中医療におけるフタル酸曝露

論文で紹介します

Exposure to phthalates in neonatal intensive care unit infants:urinary concentrations of monoesters and oxidative metabolites.
新生児の集中医療におけるフタル酸曝露;尿中のモノエステルと酸化代謝物の濃度
アメリカ マサチューセッツ大学
Environ Health Perspect.2006 Sep;114(9):1424-31.


目的

我々は以前、集中医療の54人の新生児において可塑剤のフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)を含む塩化ポリビニルプラスチック製の医療装置への曝露が尿中のフタル酸モノー2−エチルヘキシルとDEHP代謝産物の濃度と関連していることを証明した。この追跡研究では、尿中の2種類のDEHP代謝物の濃度とフタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ベンジルブチル(BzBP)の代謝物濃度に関してDEHPを含む装置への新生児曝露を調査し、フタル酸は建築材料、パーソナルケア製品中に見つかった。


測定方法

まず、我々はDEHPを含む医療製品への54人の新生児の曝露の集中を分類した。我々は新生児の尿中のDEHPの3つの代謝物を測定した。その3つはMEHPとその酸化代謝物であるフタル酸モノ2エチル5ヒドロキシヘキシル(MEHHP)とフタル酸モノ2エチル5オキソヘキシル(MEOHP)である。また、フタル酸モノブチル(MBP)、DBPの代謝物、フタル酸モノベンジル(MBzP)、MBzPの代謝物を測定した。


結果

DEHPを含む製品の使用の集中は全3種のDEHP代謝物と単調に関連していた。DEHPが高く集中したグループの胎児での尿中のMEHHPとMEOHPの濃度はDEHPが低いグループの13〜14倍であった(P</=0.007)。MBPの濃度は中程度、高程度のDEHP集中グループにおいて多少高かった。MBzPは製品使用によって変動していなかった。全フタル酸データを構造式モデルに当てはめることは製品使用の集中とDEHPの生物上の測定との明確で単調な関連性を確証した。


結論

酸化代謝物のMEHHpとMEOHPの含有は製品使用の集中とMEHPだけで観察されたDEHP曝露の生物指標との関連性を強めた
 

(2012/08/20 掲載)

ベビーケア商品は幼児のフタル酸曝露の大部分の原因

論文で紹介します

Baby care products: possible sources of infant phthalate exposure.
ベビーケア商品は幼児におけるフタル酸曝露の大部分の原因
アメリカ ワシントン大学
Pediatrics. 2008 Feb;121(2):e260-8


目的

フタル酸はパーソナルケア商品とその他の商品に入っている人工化学物質である。最近の研究ではいくつかのフタル酸が男性の生殖器系の発達を変化させるが、幼児の曝露の原因ははっきりしていないと示している。

我々は幼児の尿中のフタル酸代謝物濃度と幼児の皮膚へのケア製品の使用との関係を調査した。


方法

2000〜2005年に生まれた163人の幼児において9つのフタル酸代謝物を測定した。幼児はいくつかのケア製品に曝露していると考えられた。尿中サンプルの24時間以内に幼児に母親が使用したと報告される商品に対して。重回帰分析の結果は曝露している幼児としていない幼児における代謝物濃度の割合で報告された。我々はZスコアを用いて濃度を統一化し、複数の代謝物への混合した曝露について調査した。


結果

ほとんどの幼児(81%)において7もしくはそれ以上のフタル酸代謝物が検出限界値を超えていた。ローションへの曝露はフタル酸エチル、フタル酸メチルが予想され、パウダーはフタル酸イソブチル、シャンプーはフタル酸メチルが予想された。Zスコアは使用製品の数に伴い増加した。ほとんどの関連性は幼い幼児ほど強かった。


結論

フタル酸曝露は幼児において広がっており、むらがある。ローション、パウダー、シャンプーへの幼児の曝露はフタル酸エチル、フタル酸メチル、フタル酸イソブチルの尿中濃度の増加と有意に相関関係をもち、使用商品の数に伴い増加した。この関連性は幼い幼児で最も強く、それはその幼児がフタル酸の発育上・生殖上の毒性に対しより傷つきやすいからだろう。彼らの未熟な代謝システム能力と体表面積当りの投与量が増加することから。
 

(2012/08/20 掲載)

酸化チタンのナノ粒子がマウスの肺に気腫のような損傷を生じる

論文で紹介します

Titanium dioxide nanoparticles induce emphysema-like lung injury in mice.
酸化チタンのナノ粒子がマウスの肺に気腫のような損傷を生じる
台湾 Yang-Ming大学
FASEB J. 2006 Nov;20(13):2393-5. Epub 2006 Oct 5.


酸化チタンナノ粒子は空気清浄や浄水に光触媒として幅広く使用されている。しかしながら、これらナノ粒子の吸収は肺に毒性を及ぼしかねず、そのメカニズムは十分に理解されていない。本研究では、酸化チタンナノ粒子の肺への毒性と分子病因を調査した。

成オスICRマウスの気管内に0.1,0.5mgナノ酸化チタンを投与し、3日目、1週間目、2週間目に肺組織を採取後、形態、遺伝子発現配列、経路を分析した。ナノ酸化チタンは肺気腫、肺胞マクロファージの蓄積、肺小葉間中隔の幅広い断裂、況診挧上皮細胞過形成、上皮細胞アポトーシスを引き起こしうる。

酸化チタンは数百もの異なる遺伝子発現を引き起こした(細胞のサイクル、アポトーシス、ケモカイン、カスケード補助を含む経路の活性化を含めて)。

特に、ナノ酸化チタンは胎盤成長要因と他のケモカイン(肺気腫や肺胞上皮細胞アポトーシスの原因かもしれない)の発現の上限を調節している。マクロファージ由来の培養したヒトのTHP−1細胞を試験管内でナノ酸化チタンで処理したところ、PIGF、CXCL1、CXCL5,CCL3の上限調整が見つかった。これらの結果はナノ酸化チタンが重症な肺気腫を引き起こすことを示していた。そしてそれはPIGFの活性化により引き起こされ、炎症性の経路と関係しているかもしれない。
 

(2012/08/21 掲載)

メラノーマ(悪性黒色腫)と他の皮膚ガン予防とサンスクリーン

論文で紹介します

Sunscreens in melanoma and skin cancer prevention
メラノーマ(悪性黒色腫)と他の皮膚ガン予防とサンスクリーン
Richard P Gallagher ブリティシュコロンビア大学 アメリカ
JAMC・2AOUT 2005;173(3)


皮膚ガンは、白人種によく起こる。その中で、メラノーマ(悪性黒色腫)は、まれ(1.3% 76人に1人)で、その15%は死亡する。

その他の扁平上皮細胞ガンと、基底細胞ガンは多く、通常、外科的に処置される。この2種のガンで死ぬことはめったにないが、それらのガンは日に当たった側、例えば顔などにできるので困る。カナダでは90%以上のこれらのガンは日光が原因で起きることが確かめられている。多くの皮膚ガンの予防プログラムにおいて、サンスクリーンの使用は、日光からの防御が着物などでできないときの最後の手段として、考えられている。SPF値が高いサンスクリーンを使用する人は、日焼けが遅く表れるので、よく長く日光を浴びているという報告があります。日焼けが表れるずっと前にDNA(遺伝子)の傷害は起こるので、高いSPF値を持つサンスクリーンは、逆効果になる可能性があります。高いSPF値を持ち、広い波長に対応しているサンスクリーンは、皮膚ガンから守ってくれるのか?その答えはイエスでもありノーでもある。まず、イエスの方から、多くの研究がサンスクリーンが扁平上皮細胞ガンを予防することを示しています。が、基底細胞ガンには、あまり望みがありません。メラノーマに関しては、ほとんどの研究は、サンスクリーン使用の効果を認めていません。いくつかの研究は、サンスクリーン使用によって逆にメラノーマが増えることを報告しています。最後に、子供から青年にかけての日光への曝露の程度が、その後のメラノーマの形成に特に重要であることの証拠があります。

サンスクリーンがすべての種類の皮膚ガンを防いでくれるわけではありません。それだから、日光を防ぐ衣服の着用が重要です。

肥満、とくに子供の肥満が増えている現状で戸外での活動を避けるようおすすめすることは、あまりよくないことです。さらに、最近の研究は、日光を浴びることでほとんど生成されるビタミンDが、今まで考えられていた以上に健康に大事であることを示唆しています。
 

(2012/08/21 掲載)



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