アトピー・アレルギーについて知ろう

赤ちゃんが太っていることが生存、脳の進化に重要

Survival of the fattest the key to human brain evolution
赤ちゃんが太っていることが生存に必要、ヒトの脳の進化に重要なこと
Med Sci(paris) 2006 jun-jul; 22(6-7):659-63

.劵箸稜召糧達には、DHA、ヨウ素、鉄が特に必要
▲劵箸梁杙は体重の13%の脂肪を持っている。(脳の発達とエネルギーに必要)(他の霊長類にはみられない)
ヒトとチンパンジーの遺伝子の違いは1%以下。脳の違いはどこから生じたのか?
さの骨と貝殻が多くのアフリカの原人の化石の場所に見つかる(200万年前から)ことは、原人が海岸に住んでいたこと意味している。
コ、魚、海岸に住んでいる動物には必要な栄養を(DHA、ヨウ素、鉄)多く含んでいる。

赤ちゃんが(他の動物に比べ)最も太って脂肪が多いということが、ヒトの脳の進化に重要であった。

炭水化物:液体と固体の違い

論文で紹介します。

Liquid versus solid carbohydrate:effects on food intake and body weight
炭水化物:液体と固体の違い 食品の摂取量と体重への違う影響

DiMeglio Dp パデュー大学 アメリカ
Int J Obes Relat Metab Disord.2000 Jun;24(6):794-800

食事によって摂取するエネルギーの内、飲料が占める分が増加している。

飲料はその摂取によるエネルギーによって弱い補償作用しかもたないので、(訳注.エネルギー摂取による食欲の低下が起きにくい)飲料はエネルギーバランスをプラスに増加させる(訳注.太っていく)。

実験内容
7人の男性と8人の女性を交互に4週間ずつ(間に4週間空けて)1日に1880KJ(約450キロカロリー)ずつの炭水化物を固体はジェリービーンズで、液体はソーダで摂取する。

結果
固体で炭水化物を摂った時期のエネルギー摂取量は有意に低かった。液体で炭水化物を摂った時期にはエネルギー摂取の減少は起きなかった。結果として、体重とBMI値は液体の時期に有意に増加した。運動量と空腹感は変化しなかった。

結論
炭水化物を液体で摂るとエネルギー摂取が増加する方向に働くことをこの研究は示している。

解説
太るか太らないかはトータルのエネルギー摂取量と消費量で決まるという簡単な考えがありますが、動物(人)の体はそんなに単純ではなさそうです。

炭水化物を液体で摂ると、体はどうも反応しない様で、結果として、食べすぎ→太るという方向にいってしまう様です。トランス脂肪酸の毒性を世界で最初に明らかにしたハーバード大学のウィレット教授が「糖尿病や肥満の原因は液体から多くのカロリーを摂取する様になった食生活が原因だ」といっています。あまり体を使う労働をしなくなり、甘いジュースやお菓子、栄養価の高い肉や油を大量に食べる様になった食生活が多くの病気をもたらしています。炭水化物の中でも、その傾向が強いものとしては果糖があります。ブドウ糖は脳中枢などで血糖値としてコントロールされますが、果糖はコントロールされません。果糖はジュースなどによく入っている「ブドウ糖果糖液糖」「高果糖コーンシロップ」などに50〜80%も入っています。砂糖はブドウ糖と果糖が結合しているニ糖類です。

また現代の食生活を考える上で重要なことは、ファーストフードメーカーなどの様な企業に支配されていることです。これらの企業は当たり前ですが人の味覚を研究し、コストを下げ「売れる商品」をものすごい宣伝費をかけて販売します。その商品が売れることが第1であり、健康、安全は軽視されています。

この現代社会の中でよほど自覚的に生きないと、どうしてもファーストフードなど企業の食品を選び、太って、健康を害していくことの方が普通となってしまいます。

(2012/07/12 掲載)

化学物質過敏症患者の遺伝子の研究

論文で紹介します。

Case-control study of genotypes in multiple chemical sensitivity:CYP2D6, NAT1, NAT2, PON1, PON2, and MTHFR
化学物質過敏症患者の遺伝子の研究
Gail Mckeown-Eyssen トロント大学 カナダ


化学物質過敏症(MCS)は、解毒能力の障害が提案されている。この研究では、MCSの患者と対照者の間に化学物質を解毒する酵素の差を見つけようとした。

203人のMCSの患者と対照者162人(いずれも女性)の遺伝子を調べた。


結果

CYP2D6とNAT2の遺伝子に違いが見つかった。

CYP2Dの活性型をホモに持つ患者は、 3.36倍(不活性型の人に比べて)
NAT2の高速型は、 4.14倍(遅い型の人に比べて)


結論

化学物質過敏症の患者は、環境化学物質の代謝に遺伝的傾向があった。

CYP2D6とNAT2の遺伝子間で見ると、両方とも活性型の場合、とくに化学物質過敏症が18.7倍になります。


解説

解毒というと無毒かという様に思われるかも知れませんが、化学物質が生体内の酵素で分解されて、初めて発ガン性物質に代わる事(代謝活性化)も多いのです。

今回、化学物質過敏症の患者の人達の方が、より高い解毒酵素を持っていることが示されたわけです。

分解されて、より毒性の強い物質に代わる(代謝活性化)は、発ガン性物質、農薬、環境化学物質など、数多くあります。

著者は、早く分解すればするほど、毒性の強い代謝物の蓄積につながる可能性を指摘しています。

アメリカ医学協会は、1994年に「化学物質不耐症を、心因的として放置すべきでない」と、病気として認めています。


(2012/06/08 掲載)

トランスグルタミナーゼ:小麦アレルギーで対面する問題点

論文で紹介します。

Transglutaminases:a meeting point for wheat allergy,celiac disease,and food safety.
トランスグルタミナーゼ:小麦アレルギーで対面する問題点、セリアック病(グルテン過敏性と上部小腸粘膜萎縮を特徴とする病気)、食の安全性
フランス
2005 Dec;37(10):397-403.


小麦は多くの国々で主要な穀物であり、食品製造業における小麦の使用はグルテンタンパクの技術上の使いやすさにより更に増えています。

トランスグルタミナーゼ(TG)は多くの機能をもつため、至る所で使用される酵素です。

トランスグルタミナーゼはアミド分解やアミノ基転移によってタンパク質を変形させることができます。

この最後の反応ではタンパク質同士を結合させます(架橋という)。

腸内トランスグルタミナーゼは小麦への2種類の免疫反応(セリアック病、小麦由来アナフィラキシー)において重要な役割を示します。

加えて、小麦のアナフィラキシーの場合、新しいエピトープ(抗原)は主にアミド分解されたグルテンタンパクから成る食品成分ではないかと考えられています。

微生物由来のトランスグルタミナーゼは多くの食品製造段階で含まれるため、使用についてはチェックすべきです。このチェックはトランスグルタミナーゼ自体の安全性だけでなく、この酵素によって生成されるアミド分解されたタンパク質や結合したタンパク質の安全性へも及ばなければなりません。

本論文は小麦への免疫反応についての最近の知見と照らし合わせて、食品産業におけるトランスグルタミナーゼ使用が起こしうる成り行きを検討することを目的としています。


(2012/06/08 掲載)

小麦アレルギーとトランスグルタミナーゼを食品安全から考える

論文で紹介します。

Transglutaminases : a meeting point for-wheat allergy celiac desease, and food safety
トランスグルタミナーゼ、小麦アレルギー、セリアック病、食品安全から考える
Malandain H. フランス
Allerg Immunol 2005 Dec 37(10)397-403


小麦は、多くの国で主要な穀物で、加工食品への利用もますます増えている。トランスグルタミナーゼは多くの機能を持つ普遍的な酵素です。脱アミド反応やアミド基転移反応を触媒する。

アミド基転移反応は、タンパク同士を架橋する。

腸内の組織トランスグルタミナーゼは、小1麦に対する2種類の免疫反応に、重要な役割を果たしている。それは、セリアック病と、小麦が関与している運動誘導性のアナフィラキシーです。

更に、小麦アナフィラキシーの場合には、新しいエピトープ(抗原)が疑われています。(脱アミドされたグルテンタンパクからなる食品成分として) 微生物由来のトランスグルタミナーゼは、多くの食品加工過程で入れられるので、その安全性はチェックされるべきだ。

このアセスメントには、トランスグルタミナーゼ自身の安全性と、トランスグルタミナーゼによって生成する脱アミド産物や架橋タンパクの安全性も含まれるべきだ

(2012/06/08 掲載)



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