超加工食品|摂取量とガンの増加
超加工食品の摂取量が多い人ほどガンのリスクが高い
添加物が含まれるような工場製品=超加工食品と位置づけすると、
超加工食品の摂取量が多いほど、ガンリスクが高くなるようです。
キーワード
加工食品 超加工食品 ガン
Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort.
BMJ. 2018 Feb 14;360:k322 パリ第13大学
フランスで18歳以上の人104,980人を対象とした調査です。
- 超加工食品が10%増えるとガンになった人が1.12倍に増えた。
- 加工なしまたは最低限の加工のみの食品が10%増えるとガンになった人が0.91倍に少なくなった。
解説
Q 超加工食品とは?
A 工場で加工している食品。一般的には、5種類以上の原材料を使い、砂糖、油(脂)、塩、酸化防止剤、安定剤、防腐剤を使っている。
ガンが増える原因は、これだけではわかりませんが、この研究者は、1.高カロリー、食物繊維不足、2.添加物、包装材の酸化チタン、3.加熱調理(アクリルアミドなど)、4.プラスチック包装のビスフェノールAなどを考えています。また、加工度の低い加工食品(家庭で作るのと同じような造り方)の場合は、明確な差は見られませんでした。
手作りが基本、加工品を使う場合も、添加物の少ないものを選んでください。
(2018/3/30 外山)