農薬について知ろう

人口甘味料が脳卒中、痴呆を増加させる

ジュースやお菓子のラベルをよく見てみてくださいね。

人口甘味料のリスク、高いです。

 

Sugar-and artificially sweetened beverages and the risks of incident stroke and dementia.

砂糖か人口甘味料の飲料と脳卒中、痴呆のリスク

 

Matthew. P. Pase ボストン大学

 

フラミンガム ハート スタディー オフスプリング 

参加者2888人 45才以上を追跡し脳卒中を、60才以上1484人を痴呆の発生率を調べた。

97件の脳卒中と81件の痴呆が観察された。

 

結果

人口甘味料の摂取が虚血性脳卒中、全ての痴呆、アルツハイマー性痴呆を増加させていた。

累積で1週間に0の人に対して1日に1本以上(週に6本以上)の人は虚血性脳卒中が2.96倍、アルツハイマー性痴呆は2.89倍だった。

砂糖で甘くした飲料は関係がなかった。

腸内細菌についての最新情報(2017)

 

 

「腸内細菌叢を豊かにすることが健康につながる」ということは

メディアでも取り上げられて多くの人が耳にしていることだと思いますが

もう少し進んで

「腸内細菌叢が変化するとガンを促進する」

「腸内細菌を減らすものは何か」

「腸内細菌叢を豊かにするものは何か」

ということも理解できると、より生活に役立つのではないでしょうか?

 

Nurses’ Health Study (ハーバード大学の疫学研究)とジョージア州立大学の研究からご紹介します。

 

.抗生物質を使用すると腸内細菌叢(そう)が変化し大腸がんになる可能性がある

prolonged autibiotic use tied to precancerous growth

長期の(2週間)抗生物質使用が前ガン病変(ポリープ)につながる

 

抗生物質使用による腸内細菌そうの変化がポリープにつながり、大腸ガンになる可能性がある。

この研究はナースズヘルスステディー参加者16600人の60才以上女性を対象にしたものです。

20代か30代の時に2ヶ月間抗生物質を使用した女性は36%ポリープが多かった。

 

.食物繊維などをよく摂り腸内細菌叢が豊かだと、ガンに関与する菌のリスクを低くする

study tightens connection between intestinal micro organisms, diet, and colorectal cancer.

腸内細菌と食事、大腸がんの関係をよりはっきりさせる研究

 

腸内細菌の1種、Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム口腔バクテリアでもあり、歯周病の原因菌)が大腸ガンに関与していると考えられている。

137000人を10年以上追跡して、1000件以上の大腸ガンと食事の関係を調べた。

全粒穀物と食物繊維に富む「かしこい」食事をしている人達は、この菌を持っている場合でも、大腸ガンのリスクは、この菌を持っていない人達と同じく低かった。

「この研究は1種類の菌についてのものですが、腸内細菌は食事に反応して、ある種の大腸ガンのリスクを上げたり下げたりする」

 

.腸内細菌叢が変化することでガンが発生し、ガンの成長を促す

common food additive promotes colon cancer in mice.

ありふれた食品添加物がねずみの実験では大腸ガンを促進する

 

この研究はジョージア州立大学の研究者によるもので、同じ研究者の以前の研究で、食品添加物の乳化剤の摂取が腸内に低い炎症をもたらす事を示しました。今回の研究で、食事中の乳化剤がガンの成長を悪化させる事を示しました。

今回の研究で乳化剤のポリソルベート80とカルボキシメチルセルロースを人が実際に摂取している濃度でねずみに投与したものです。

ねずみの腸内細菌の種類が投与によって劇的に変化した。その変化が炎症を生じ、ガンの発生と成長に好環境を作り出した。

乳化剤の摂取→バクテリアの種類が変わる→ベン毛とリポ多糖を持っているバクテリアが増える→免疫系による炎症反応を増加させる

 

思春期の野菜や果物の摂取量が、乳がんのリスクを減らす

野菜や果物を摂取することが大切だということは、誰もが知っていることですが

今回ご紹介する論文は「思春期」「野菜や果物をたくさん食べる」ことが「乳がんリスクを減らす」

ということを疫学研究で示したものです。

 

乳がんには2種類のタイプがあり、女性ホルモンの由来によるものとそうでないものに分けられます。

この論文によると女性ホルモン由来でない乳がんに対して思春期の果物摂取量と関係性がありました。

 

思春期の果物摂取量ごとの乳がんリスク減少率
果物摂取量 グループ1 グループ2

グループ3

グループ4 グループ5 この結果が偶然起こる確率
乳がんリスクの発生率 1 0.82 0.76 0.82

0.75

1%

(5%以内なら有意=偶然によるものではないと判断される)

(果物摂取量が一番低いグループ1の発生率が1としてそれに対する発生率)

果物摂取量が多いグループは低いグループよりリスクが低下(0.75倍)=つまり25%減少していました。

 

これまで、思春期や成年早期(20歳過ぎころ?)の食事内容と乳がんの関係性は

研究がなくわかっていませんでした。

乳房は成長期に特に発達します。その時期(思春期〜成人早期)は放射線と同じように

発がん性物質にも敏感です。将来の乳がんリスクを下げるためには、その時期に繊維、ビタミンや

ほかの有効成分(ポリフェノールなど)を多く含む野菜や果物を摂取することの必要性を

この研究ははっきり示しました。

 

論文:Fruit and vegetable consumption in adolescence and early adulthood and risk of breast cancer Walter C Willett ハーバード大学 BMJ 2016

 

核融合科学研究所の重水素実験について

2017年3月7日から、岐阜県土岐市にある自然科学研究機構 核融合科学研究所​で、重水素を使用したプラズマ実験が開始されました。この実験では、放射性物質であるトリチウムが発生し、回収しきれずに環境中に放出される事から、心配な方も多いと思います。実際には、どれくらい危険なものなのでしょうか?

いろいろなデータを比較してみた結論としては、この実験自体は健康被害を出すようなものではないと思いますが、核融合発電の実用化には、問題があると思っています。

 

トリチウム排出、発生量の比較

排出量(または生成量)

(ベクレル/年)

備考
核融合科学研究所 3.7〜5.5×1010 370〜550億 生成量
福島第一原発 2×1012 20,000億 放出量 2008年(合計約500万kW 沸騰水型軽水炉)
沸騰水型*1 2×1013 200,000億 蓄積量 100万kWあたり
福島第一原発 3.4×1015 34,000,000億 放出量 事故後に放出(2014年3月25日時点の推計)
玄海原発 1×1014 1,000,000億 放出量 2010年(合計約350万kW 加圧式小型軽水炉)

加圧式小型軽水炉*1

2×1014 2,000,000億 蓄積量 100万kWあたり
ピカリング原発 8.4×1014 8,400,000億 放出量 カナダ(合計770万kW 重水原子炉)
六ヶ所村再処理工場 1.3×1015 13,000,000億 放出量 2008年(アクティブ試験)
2.0×1016 200,000,000億 放出量 実際に800トン処理した場合
水爆実験*1 2×1016 200,000,000億 1954/3/1 ビキニ環礁
核融合発電*1 4.7×1019 470,000,000,000億 使用量 100万kWあたり
天然*1 9.6×1017 9,600,000,000億 地球全体

*1:原子力資料情報室より

 

降雨1Lあたりのトリチウム濃度

(ベクレル)

核兵器爆発前*1

0.2〜1

1960年代*1 100
現在*1 1〜3
2007〜2016年*3 不検出〜1.2

*3:環境放射線データベースから、東海4県のデータを集計(2017/3/14現在)

 

 原子力発電所や再処理工場から、非常に多くのトリチウムが排出されていて、トリチムが多く発生する重水原子炉が多く稼動しているカナダでは、原子力発電所周辺の住民に、ダウン症、新生児死亡、小児白血病の増加が指摘されています。日本の原子力発電所は、カナダよりは少ないといっても、この数字を見て安心とは思えません。そして、六ヶ所村の再処理工場では、本格稼動前のアクティブ試験の段階でさえカナダのピカリング原発を越えるトリチウムを放出し、他にも炭素-14、クリプトン-85などが放出されます(実際に稼動しているセラフィールド(イギリス)では、周辺作物の炭素-14濃度が上がっている事が報告されている)。

 現在の地球上のトリチウムは、大気圏内核実験が行われていた時代に比べると減ってはいますが、過去に比べるとまだ多い状態が続いている事を考えると、できるだけ出さない方が良いと思います。しかし、核融合科学研究所​での重水素実験自体は、周辺住民に健康被害が出るとは思えません。少しなら良いというわけでは有りませんが、この実験で排出されるトリチウムの被害を心配するより、もっと大量にトリチウムが垂れ流されているという問題。それを止めるのではなく、未だに継続しようとしているという大きな問題があります。そして、核融合発電に関しては、現在のような実験レベルではなく、実用レベルで稼動した場合には、たったの100万kwで、地球全体で天然に作られるトリチウムの50倍も使用します。これを、きちんと管理する事が可能なのか、非常に疑問に思います。

 

現時点では、(株)名古屋生活クラブとしては、

 核融合発電の実現には安全性にも疑問があり、慎重に見守る必要がありますが、実験自体に反対するほどではない。但し、実験を行ったという既成事実から、強引に実用化することは、許されない。

と考えています。自由な研究と、産業化した場合のリスクに対する抑制がうまく働いて、良い世の中になる様に活動していきたいと思っています。 (外山)

 

薄められたデータ これを根拠に安全だと言える? ベノミル

分析農薬数が少ないと検出率が低くでるというからくり

 

下の表は厚生労働省が各自治体や検疫所から集めてまとめた、国産農産物の残留農薬の検出率と基準値違反の割合です。

 

年度 検査数 農薬の検出数 農薬の検出率 基準値違反の数 基準値違反の割合
H23 1,123,811 3,230 0.29% 31 0.003%

 

『本集計結果から、基準値超過の割合はいずれも低く、我が国で流通している食品における農薬等の残留レベルは十分に低いものと考えられました。』

厚生労働省はこうまとめていますが、検出率がたったの0.29%とあるけれど、これって本当!?

 

次の資料を見て下さい。

国別の、対面積あたりの農薬の使用量です。この時点で日本は韓国に次いで2位です。

 

 

 

次に農薬の検査数と検出率を比較してみました。

検査した農薬の種類 検体数 検出数 検出率
ドイツ(2005) 641 13,951 8,886 63.7%

東京都(2014)

145 309 108 35%

厚生労働省(2011)

いろいろ* 1,123,811 3,230 0.29%

*各検査機関で検査数がバラバラのデータなので集計不可

 

ドイツは、分析農薬数600以上、検出率63.7%です。東京都の検査でも35%の検出率です。一方で厚生労働省は検出率0.29%と言っています。
日本は面積あたりの農薬使用量はドイツの4倍以上なのに、検出率0,29%というのはどうなんでしょうか?


一般に、分析する農薬の数が増えると検出率は上がります。逆に、日本は分析する農薬の数が少なく検出率が下がります。
分析する農薬が少ない不検出のデータで薄められた検出率をもとに、厚生労働省は『我が国の農薬等の残留レベルは十分に低い』と結論付けています。

 

 

厚生労働省の言う、検出率0.29%はごまかし

検出率0.29%という数字の裏側に、検査する農薬の数が少ないと検出率が下がるカラクリがありました。厚生労働省がまとめたデータは、検査するものそれぞれで検査する農薬の数がバラバラです。検出限界も統一されていません。

それに、みかんや柑橘の検査では、ベノミルのような高い割合で検出される農薬をわずかしか検査していません。
厚生労働省がこのデータを根拠に『日本の農産物の残留レベルは十分に低い』と言うのはごまかしです。

 

今回ベノミルを調べてて知ったのは、EUやオーストラリアと、日本の対応の違いです。とても大きな差がありました。

一体この違いは何なのでしょうか。日本の農産物はまだまだ安全とは言えません。(村島)

 



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