花王・エコナの主成分ジアシルグリセロールの経緯
これまで代表・伊澤はエコナの危険性を言ってきました。
エコナの主成分についてのこれまでの論争について紹介したいと思います。
ジアシルグリセロールには発がんプロモーターの可能性があるのでは?と専門家が提言した。 (=発がんの2段階目であるプロモーションを促進する可能性がある?) |
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そして、ある実験で遺伝子組換えラットで16匹中9匹に舌がんが出て、発がんの促進作用があるとした。 |
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これを受けて、厚生労働省は1年半かけて実験を行うことにした。 |
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厚生労働省が様々な研究機関に依頼して10件近く実験が行われた。 その中の半分近くの実験でがんが認められた。 |
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厚生労働省の判断は… 野生ラットや遺伝子組換えラットを使った実験があった中で 「野生ラットで発がん性なし」「一貫性がない」ことを理由に、 「ジアシルグリセロールは問題なし」とした。 |
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もともと、発がんプロモーションの研究者の中で体内のジアシルグリセロールはタンパク質リン酸化酵素を活性化させ、がんの引き金の一つであることが分かっています。
だからエコナの主成分であるジアシルグリセロールも体内に入って同じように発がんプロモーターとして働くことが容易に予想されたのです。
この厚生労働省の見解を皆さんはどう思いますか?? ジアシルグリセロールは灰色?いや、ほとんどクロではないでしょうか。なのに、ストップをかけず、逆に特保はそのままで問題なしとしていました。少しでも危険性が分かった段階で厚生労働省は花王に働きかけるべきだったのではないでしょうか。
花王は自ら特保を取り下げましたが、これらの事実がほとんど報道もされず、知らぬ間に記憶から消えていく。そういえばエコナって最近見ないね…と。これまで消費してきた人達の健康は無視されていないでしょうか??今回の事で工業的に作られた製品の恐さが改めて感じることができました。
(もみのき)
(2012/07/06 掲載)