アトピー・アレルギーについて知ろう

微生物移植が制御性T細胞を通して、食物アレルギーを抑える

Microbiota therapy acts via a regulatory T cell MyD88/RORγt pathway to suppress food allergy

微生物移植が制御性T細胞を通して、食物アレルギーを抑える

 

 以下はNature Medicine (2019)に掲載された Boston Children’s Hospital(ボストン子供病院)研究者らによる論文のまとめです。

 

腸内細菌の違い

生後1か月から15か月の食物アレルギーの子供56人と正常な子供98人の便中の微生物を4〜6か月ごとに調査した。

77種の微生物(バクテリア)が異なっており、年齢別に異なっていたり、全ての年齢で異なっているバクテリア(Subdoligranulum variabile)もあった。

特にクロストリジウム属とバクテロイデス属に違いが見られた。

 

マウスに移植

遺伝的に改変した、食物アレルギーを起こしやすい特別なマウスに(卵に感作させて)、これらの便中の微生物を移植した所、正常な子供の便移植したマウスに比べ、アレルギーの子供の便移植をしたマウスはアナフィラキシー(アレルギー反応)がひどかった。

 

クロストリジウムを移植すると

クロストリジウム属の6種類の菌を移植すると、食物のアレルギーが抑えられた。

同様にバクテロイデス属の5種類の菌の移植でも食物アレルギーが抑えられた。

 

制御性T細胞

これらの菌移植による食物アレルギーの抑制には、制御性T細胞(免疫のブレーキをかける)が関わっている

 

共生細菌

食物アレルギーを抑える制御性T細胞の発達には、クロストリジウムやバクテロイデス等の共生細菌が必要です。

 

文責:伊澤

 

 

 



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