食品のリスクについて知ろう

超加工食品のリスク まとめ

キーワード

超加工食品、添加物、食べ方

 

 

超加工食品を多く食べる人は、ガンのリスクが上がる、死亡率が上がるという論文が次々と発表されていますので、まとめておきます。

 

疫学調査

BMJ. 2018 Feb 14;360:k322 パリ第13大学 フランス

  • 超加工食品が10%増えるとガンになった人が1.12倍に増えた

 

JAMA Intern Med. 2019 Feb 11 パリ第13大学 フランス

  • 超加工食品を10%多く食べるごとに、死亡率が1.14倍に増えた

 

Public Health Nutr. 2019 Feb 21 ジョンズホプキンス大学 アメリカ

  • 超加工食品を多く食べる人は、少ない人と比べて死亡率が1.31倍に増えた

 

BMJ. 2019 May 29;365:l1949 ナバーラ大学 スペイン

  • 超加工食品を多く食べる人は、少ない人と比べて死亡率が1.61倍に増えた
  • 超加工食品が1品増える毎に、死亡率が1.18倍に増えた

超加工食品はなぜ悪いのか

上記の論文での考察

  • 添加物の影響
  • 加工によって毒性の有るものが生成

 

Cell Metab. 2019 May 16. pii: S1550-4131(19)30248-7 

  • 超加工食品を多く含む食事にすると、太る
  • 超加工食品を多く含む食事にすると、摂取カロリーが増える
  • 超加工食品を多く含む食事にすると、早食いになる

 

どんな超加工食品を多く食べている?

上記の論文では、似たような傾向になっていて、以下の食品が多くなっています。

  • 清涼飲料水
  • 肉の加工品(ハムなど)
  • 乳製品
  • フレンチフライ
  • パン、クッキーなど

 

(解説)

超加工食品とは、簡単に言うと「家庭では行わない方法で加工された食品」です。この様な食品は、多くの場合食品添加物も多く使われていたり、加熱の工程が多くなっています。この様な、食品の加工度の分類基準(NOVA分類)が作られてから約10年経ち、その間に追跡調査を行ったデータが続々と出てきています。フランスでは、インターネットで参加者を募った為に、食に対する意識の高い人が多く参加している(手作りの食事が多い)等、「超加工食品を多く食べている人」のレベルに差があります。にも関わらず、一貫して超加工食品を多く食べる人は、健康へのリスクが高いという結果が出ています。

 

「なぜこのような事が起こるのか」ということになると、週刊誌などでは添加物の影響が真っ先に取り上げられ、危険性を煽った記事が見られます。もちろん、食品添加物も、リスクが無視できないものも有りますので、原因の1つだとは思いますが、危険な食品添加物を避ければ問題が無いというわけでは有りません。「手軽」、「食べやすい」という事が、「早食い」「食べすぎ」につながっている事と、「食物繊維が少ない」などの成分の問題、「食品添加物」の影響が複合的に関係していると考えられます。逆に、「この分類に悪意が感じられる」とか、「食品添加物は厳格な審査を通っているので安全」とか、「この分類には不備があるので気にする必要は無い」とか言っている専門家もいますが、因果関係がはっきりしなくても、この様な傾向が出ているという事実をどう見ているのでしょうか?原因がはっきりしているわけでは無いので、超加工食品の中にも悪い影響が出ない食品もあるかもしれません。たとえ、この分類に不備があるとしても、これだけ一致した傾向があるので、メカニズムが何にしても、超加工食品を減らした方が良いと考える方が自然です。

(これらの論文を批判している記事: http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15924 )

 

多くの人にとって、加工食品を一切使わないというのは難しいと思いますが、「できるだけ手作り」「少しでも手作りに近いもの」を心がけて下さい。

 

2019/6/24 外山



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