共生細菌について知ろう

腸内細菌-うつ病

腸内微生物とメンタルヘルスとの関係が判明

The neuroactive potential of the human gut microbiota in quality of life and depression

Nat Microbiol. 2019 Apr;4(4):623-632

Valles-Colomer Mら ベルギー ルーヴェン大学

 

1054人の腸内細菌叢とうつ病(自己申告、診断)との関係を解析

 

結果

・うつ病患者では、コプロコッカス属(Coprococcus)とディアリスター属(Dialister)が少なかった

・別のコホート研究に参加した1064人で解析しても、同じ傾向が見られた

・参加者の糞便のDNA解析を行った結果、ドーパミン代謝物を合成する能力が高いほど、精神的QOL(生活の質)が良い傾向が見られた

 

外山の感想 (結果は、解説するまでも無いので、感想にしました)

ロイテリ菌で、自閉症が改善する論文(http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=278)など、近年うつ病、自閉症などの心の問題と腸内細菌が関係しているという論文が多数出てきています。

30年ほど前、自分の大学の研究室でも腸内細菌から神経伝達物質の分解、合成に関する遺伝子を発見し、機能を色々調べている人がいました。当時は、バクテリアが生きていく上で必要の無いものが、何故あるのか?ドーパミン、アドレナリンといった物質に似たものを、バクテリアは別の目的に使っているのか?など、意味不明なものでした。

 

バクテリアが、宿主の人間の心を安定させて、自分たちの居心地の良い環境を作っているのかはわかりませんが、一番身近な小さなお友達は、自分の一部だということが次々とわかってきています。

(外山 2019/4/18)

キーワード

うつ病

腸内細菌

 



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