タンパク加水分解物等について知ろう

グルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウムの影響

論文で紹介します。


(1)生まれたばかりのはたねずみに投与すると、成長して糖尿病になる。

Nippon Juigaku Zasshi 1989 Aug, 51(4) 669-75
 

(2)生まれて1日のチャイニーズハムスターにグルタミン酸ナトリウムを投与すると、視床下部弓状核部の神経が死ぬ。又、グルタミン酸ナトリウムを注射すると、成長して糖尿病になる。

Experientia 1980 Feb 15, 36(2)232-4
 

(3)グルタミン酸ナトリウム(4.0mg/g)アスパラギン酸ナトリウム(0.5mg/g)の腹腔内注射を大人のねずみにした。視床下部の弓状核の神経が障害を受け、記憶の保持に影響した。

ソウル大学
Toxicol Lett 2000 May 19:115(2) 117-25
 

(4)生まれたばかりのウィスターラットにグルタミン酸ナトリウム(4mg/g)を投与すると、視床下部の弓状核の神経細胞と胃周囲器官の感覚神経の一部を傷害した。

食物摂取 → GLP-1ホルモン → 中枢神経に作用して飲食を抑制

食物摂取に応じて作られるGLP-1ホルモンは、飲食を抑制する、グルタミン酸ナトリウムを生まれたばかりのラットに投与すると、この部分の神経細胞を殺してしまう。その結果、そのラットは、GLP-1に反応しなくなってしまう。

Mads Tang-Christensen コペンハーゲン大学 デンマーク
Diabetes 47:530-537 1998
 

(5)生まれたばかりのマウスがグルタミン酸ナトリウムによる神経障害に対して最も感受性が高いのであって、年をとったり、他の動物では、その様な障害は少ない。

チャイニーズレストラン シンドロームと、グルタミン酸ナトリウムの関係は、証明できなかった。しかし、アメリカのFDAは、グルタミン酸ナトリウムに感受性の高い人々がいる可能性を除外しなかった。

Ronald Walker サレー大学 イギリス
American Society for Nutritional Science 200


解説

食品添加物としておなじみの「アミノ酸」のアミノ酸、 その主成分のグルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム グルタミン酸ナトリウムの毒性は、事実上、ないと現在、許容量など設定されていません。(※5の論文)

しかし、グルタミン酸は、神経伝達物質として脳など神経でも重要な役割をはたしており、グルタミン酸を投与すると、ねずみ、ラットなどでは、神経が異常興奮することによる神経細胞死がよく知られています。又、これと関連して、ホルモンなど内分泌系の異常による糖尿病の発症(※1、※2の論文)が起こったり、食欲の抑制が起きなくなったり(※4の論文)します。

WHOなど国際機関は、その様な毒性はねずみ、ラットなどげっ歯類に当てはまり、ヒトには当てはまらない、という立場です。

(2012/06/22 掲載)



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