食品のリスクについて知ろう

超加工食品を多く食べる人ほど死亡率が高い

2019年2月に、加工度の高い食品を多く食べると、死亡率が高くなるという論文が出ました。ちょうど1年前に、加工度の高い食品を多く食べるとガンになりやすいという論文が出ていましたが、同じフランスのグループの論文です。

 

・調査した約98,019人の中で、45歳以上の44,551人に絞って解析(8年間追跡)

・加工度の高い食品を10%多く食べるごとに、死亡率が14%増える

 

更に、アメリカ人を対象とした別の論文も出ました(20歳以上の人11,898人を平均19年追跡調査)

・加工度の高い食品を多く食べる人は、死亡率が31%増える

 

死亡率の論文
フランスの論文:JAMA Intern Med. 2019 Feb 11 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30742202

アメリカの論文:Public Health Nutr. 2019 Feb 21 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30789115

 

発ガン性の論文の解説 http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=228

解説

 

加工度を基準にした食品の分類(NOVA)

グループ1:加工無し又は最低限の加工。

     食べられない部分を除く、乾燥、細かくする、ろ過、焼く、煮る、冷凍、パック、発酵食品(アルコールを含まない)

グループ2:グループ1の加工食品を材料として使って調理。

グループ3:簡単な加工食品。漬け込む、燻製、シロップ、チーズ、パン。

グループ4:グループ3よりも加工度の高い食品

 

上記の論文は、グループ4の食品を食べる量で評価しています。

 

超加工食品をどれくらい食べているか?(エネルギー換算での%)

少ない人 多い人 備考
イギリス 35% 78%
ブラジル 2% 49%
フランス 9% 32% インターネットのアンケート
カナダ 24% 76%
アメリカ 33% 81%

Curr Dev Nutr. 2018 Sep 14;3(2):nzy077. (NOVA分類を元にした疫学研究が各国で行われているという論文)

フランスのデータは、対処者が偏っているので、発がん性の論文から転記。フランスのみ4分割で、他は5分割した内の最大と最小のグループの平均値。

 

アメリカ人の研究は、超加工食品の影響が大きいように見えますが、少ない人で33%と、フランスの研究の一番多い人と同じぐらいです。フランスの研究は、インターネットでのアンケートなので、食に関心のある人が多く答えていると考えられます。全体として、10%<30%<80%と、超加工食品を多く食べるほど不健康と考えて良いと思います。日本人のデータは有りませんが、おそらくイギリス、カナダ、アメリカと似た感じで、少ない人で30%、多い人で80%ぐらい食べているのではないでしょうか。

 

また、先進国では、平均的な人でも4つに分けたグループの内、グループ4の食品だけで約半分を占めてしまい、分類がちょっと厳しすぎる気がします。分類自体の定義が曖昧ですが、添加物を除いたり、限りなく手作りに近い加工食品でも、添加物たっぷりの加工食品と同じグループ4になってしまいそうです。それだけ、現代人の食生活がおかしな事になっているともいえますが、現状を少しでも良くする為に、分類にとらわれず、「出来るだけ手をくわえていない食品」「出来るだけ手作り」を心がける事が大切だと思います。

2019/4/3 外山



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