腸内細菌が食品アレルギー(牛乳)とも関っている。
腸内細菌が牛乳アレルギーとも関っていることを示す論文です。
Lactobacillus rhamnosus GG-supplemented formula expands butyrate-producing bacterial strains in food allergic infants
食品アレルギー(牛乳アレルギー)の乳児にLGG乳酸菌を投与すると
酪酸を作る腸内細菌が増える(牛乳アレルギーが治った子が出てくる)
The ISME Journal(2016).10.742-750
Cathryn R Nagler シカゴ大学
1ヶ月〜12ヶ月の乳児でIgE(免疫グロブリンE)が関与している牛乳アレルギーの乳児19人の内、
5人が耐容に(牛乳アレルギーが治り)、12人がアレルギーのままだった。(6ヶ月後)
この実験以外に、シカゴ大学の研究者はAnaerostipes cacae という腸内細菌の一種(クロストリジウム目)が、
牛乳アレルギーを防いでくれる菌だという論文を出しています。
Nature medicine 14 January 2019