農薬について知ろう

高い検出率・少ない検体 ベノミル

見つからないベノミルの残留データ

前回はベノミルの毒性や各国の対応についてのお話でした。

http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=197

 

では次に、ベノミルはみかんやその他の野菜に実際に残留しているのでしょうか?

そこでベノミルの残留データを探したのですが、国内では全然見つからないのです。

 

ベノミルはみかん収穫後の輸送中や倉庫での貯蔵中、スーパー等の店頭にならんでいる時にカビ無いよう、みかんを収穫する直前に散布されます。つまり、ベノミルがみかんに残留しているから、長時間カビないのです。
(ベノミルは、みかんを含む柑橘類に対して収穫前日まで使用可能)

 

その使われ方から考えても、みかんに残留していないはずが無いのだけれども、データが見つからない。。。
必死で探して、ようやくベノミルの残留データが見つかりました。

 

高い検出率
 

年度 品目 検体数 検出数 検出率
H21 みかん 25 11 44%
H22 みかん 22 14 64%
H23 みかん

23

9 39%
H19 その他の柑橘類 7 6 86%
H23 その他の柑橘類 9 6 67%

検査した農薬:カルベンダジム、チオファネート、チオファネートメチル及びベノミル(注1)

厚生労働省 『食品中の残留農薬等検査結果』

注1) ベノミルと類縁の化合物を合わせて計算しています。

 

ベノミルが、みかんとその他の柑橘類にとても高い割合で残留しています。

みかんは外皮を剥いて検査しています、つまり果実に残留しています
(その他の柑橘類は、皮ごと検査。)

 

少ないデータ

これだけ高い割合で残留しているベノミルのデータが国内で全然見つからないことが不思議でした。

東京都の残留農薬検査ではベノミルは検査の対象にすらなっていませんでした。

 

残留農薬検査って、何のためにやるのか? 私達の安全を守るためなのでは?

だとしたら、ベノミルのような残留する可能性の高い農薬を検査しなければ意味が無いと思うのです。

例えばH23年度に検査したみかんのうちわずか23検体しかベノミルの検査をしていないのは、国民の安全を守るための残留農薬検査としては、かなりピントがずれていると思うのです。(つづく)

 

 



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