食品の効果について知ろう

ブロッコリーとブロッコリースプラウトのガン予防効果

今回は、ガン予防効果が期待されている植物化学物質の1つであるスルフォラファンに注目します。 スルフォラファンとは糖が付いた形(スルフォラファングルコシノレート)としてブロッコリーやブロッコリー スプラウトに含まれているイソチオシアネート類(辛味成分)の1つで、アブラナ科植物に含まれます。 このスルフォラファンの効果についてまとめてみました。

 
スルフォラファンによる期待される効果
1.解毒の活性化
スルフォラファンは解毒酵素系の第2相(第2段階)を活性化することが明らかになってきました。 ヒトの解毒酵素系の第1相では、毒物を酸化還元などにより、比較的反応しやすい物質に変え、第2相では他の物質と反応させて尿中に溶ける物質に変える働きをしています。スルフォラファンはこの第2相をグルタチオンなどの物質を誘導することで活性化するので、毒物の代謝を助け、それが発ガン物質の解毒にも繋がり、あるいは化学物質過敏症などの方にも効果があるのではと言われています。

2.ガン細胞増殖抑制効果
スルフォラファンはガン細胞のアポトーシス(細胞死)と細胞分裂の停止を促進する効果をもつと数多くの研究で立証されてきています。 よって、ガン細胞の増殖抑制効果が期待されています。

イソチオシアネート類を高濃度で実験した研究では、反対に発ガン促進作用があるという研究もあります。 では、どの程度摂れば安全なのでしょうか…。 現在の研究では適正な摂取量を提唱するまでに至っていません。 ある論文では、普段通り食事の中で摂取すれば、発ガン促進作用を示す濃度の数十分の1程度の濃度にしか及ばないと述べられています。現在サプリメントの販売もされていますが、サプリメントで摂取する場合と、食事中で摂取する場合とでは、体内の代謝産物・代謝経路は明らかに違うとも述べられ、「サプリメントを摂れば、食生活をおろそかにしてもかまわない」という考え方に警鐘を鳴らしています。 また、スルフォラファンの効果には個人差があるという研究結果もあり、これらの効果が人それぞれによっても違うことと、サプリメントとして摂取することには危険性があることを知っておいて下さい。

☆ブロッコリーとブロッコリースプラウトはどのように食べたらいいの??☆
ある論文では、十分に調理した食事よりも、軽く調理した食事を摂取した人の方が尿中のスルフォラファン代謝産物の比率が高いという結果が得られています。つまり、軽く調理した方が、スルフォラファン生産量が高いということです。
また、他の研究では5分〜10分、60〜70度で調理した場合に最もスルフォラファン生産量がピークを迎え、 それ以上温度を上げると減少するという結果が得られています。
よって、ブロッコリーとブロッコリースプラウトを調理するときは、加熱しすぎないことがポイントなのです。
薄くスライスすることで、短時間で調理できるように工夫したり、硬い部分から茹でたり、シチューにするときは、後入れにするなど、工夫してみてください。ブロッコリースプラウトは生で食べると思いますが、 生で食べても腸内の微生物の酵素により、スルフォラファンが生成されるという報告もありますので、生で食べても効果が期待できると思われます(個人差があることは述べましたが)。

【結論】
スルフォラファンは「サプリメントで摂ればいい!」、「ブロッコリーばかり食べておこう!」などの考え方ではいけません。
他の野菜や肉と一緒に摂っていればいいだけのことです。
また、ブロッコリーは加熱しすぎず、スプラウトは生で摂取しましょう!


名古屋生活クラブ

  〒452-0802 名古屋市西区比良2-120 フリーダイアル:0120-72-0251
TEL:052-501-0251 FAX:052-503-0967 e-mail: nsc@athena.ocn.ne.jp >>会社概要はコチラ