食品の効果について知ろう

十字架植物(アブラナ科など)と、その構成成分の効果

論文で紹介します

Effects of cruciferous vegetables and their constituents on drug metabolizing enzymes involved in the bioactivation of DNA-reactive dietary carcinogens
十字架植物(アブラナ科など)と、その構成成分の効果
ウィーン大学 ガン研究所 オーストラリア
Mutat Res 2001 Sep. 1 480-481 285-97
 
疫学研究は、十字架植物(アブラナ科など)のガン予防効果の証拠を示している。同時に、動物実験でも、化学発ガンを減少させることが知られている。これらの能力は、十字架植物に含まれている、グルコシノレートの分解産物による、発ガン物質代謝の変化によっている。
最近の研究で、私達は、ナタネジュースがグルタチオン-S-トランスフェラーゼとチトクローム P-4501A2の誘導を、ヒト、HePG細胞でみつけた。
そして、ベンゾピレンなどの発ガン物質の遺伝毒性に対して抑制効果をみつけた。
以前に、げっ歯類で、グルコシノレートの主な分解産物であるインドールと、イソチオシアネートが多環芳香炭化水素とニトロサミンの(発ガン)効果を弱めていることを見つけた。
芽キャベツとこしょうそう(garden cress)ジュースも化学物質(IQ)によるDNA傷害や、大腸と肝の前新形成(前ガン)傷害を抑えた。


解説
ブロッコリーが体に良いと言われていますが、ブロッコリーだけでなく、アブラナ科植物(十字架植物)全体が有益で、ハクサイ、キャベツ、カラシ、タイコン、ワサビなどがあります。
 アブラナ科植物は、グルコシノレートと呼ばれる物質を含んでおり、それらは分解して、イソチオシアネート、インドールなどの物質になります。  別の論文でふれますが、イソチオシアネートは、わさび、からしの辛味成分として人工合成されて、ねりわさびなどの形で製品になっています。
 そのイソチオシアネート単独で実験すると、強い突然変異原性があり、弱い発ガン性もあります(アメリカ国家毒性計画)。
今回のこの論文では、アブラナ科植物のジュースが解毒酵素であるグルタチオントランスフェラーゼを誘導するなどして、発ガンを抑制している可能性を示しました。
(2007.12.11)


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