食品の効果について知ろう

脂ののった魚はガンを防ぐ

論文で紹介します

−スウェーデン・カロリンスカ研究所の報告から−
1980年代の終わりに、9万人のスウェーデン女性に食習慣の質問状とマンモグラフィーの写真を送ることが求められた。十年後のもう一つの同様の質問状とガンの登録を用いてカロリンスカ研究所の科学者たちは脂ののった魚を摂っている女性たちは腎臓ガンが減っていることの結論を出しました。 少なくとも一週間に一切れの脂ののった魚を摂ることは摂らない人に比較して74%もの腎臓ガンを減らしていました。これは脂ののった魚と腎臓ガンとの関連を示した最初の研究であるとカロリンスカ研究所のAicja Wolk教授(この研究を進めた科学者の一員です)が述べています。 以前の研究が魚の消費と腎臓ガンの関連を見つけることが出来なかったのは、脂ののった魚とそうでない魚を区別して扱わなかったからです。脂ののった魚とそうでない魚の違いはオメガ3系(DHA、EPA、えごま油などの油)の油の含有量とビタミンD(ガンを防ぐことが研究で示されています)の含有量にあります。脂ののった魚はオメガ3系の油をより多く含み(脂ののっていない魚の20~30倍)、3~5倍のビタミンDを含みます。この場合の脂ののった魚というと鮭、ニシン、いわし、サバ、脂のない魚はタラ、まぐろです。 スウェーデンの人々の冬期のビタミンDの摂取源は冷たい海で育った脂ののった魚によっている。             
論文:JAMA,September 20,2006-Vol296,No.11 Aicja Wolk

解説
しかし、養殖の鮭は重金属やダイオキシンなどの毒物を多く含んでいるので、摂取を控えるべきとの研究が科学雑誌の「サイエンス」に報告されています。天然で新鮮な(アレルギーを起こすヒスタミンが少ない)脂ののった冷たい海域で育った魚を摂ることが一番よいと考えられます。 この論文の中でもふれられていますが、脂ののった魚はビタミンDの主な摂取源になります。腎臓ガンのなかでも成長の早いタイプの患者の血清中のビタミンD量は成長の遅いタイプのガンの患者の血清中のビタミンD量に比べて低いことが観察されており、ビタミンDの血清中の濃度が腎臓ガンの発達に影響を及ぼしている可能性が示唆されています。(同様な研究は数多くあります) 脂の多い魚に含まれているオメガ3系の油はガンのみならず、糖尿病とかメタボリック症候群、高脂血症などに効果があります。このようなオメガ3系の油を多く含む魚を摂取したいものです。 そういう点から「しまか」の鮭、サバや「厚岸」のサンマ、鮭など寒い地方で育った魚を食べる事をおすすめします。 論文翻訳 伊澤
(2007.12.10)


 


名古屋生活クラブ

  〒452-0802 名古屋市西区比良2-120 フリーダイアル:0120-72-0251
TEL:052-501-0251 FAX:052-503-0967 e-mail: nsc@athena.ocn.ne.jp >>会社概要はコチラ