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認知障害とアルツハイマー病、酸化的ストレスとコレステロールの関係

論文で紹介します

Cognitive impairment and Alzheimer’s disease: Links with oxidative stress and cholesterol metabolism
認知障害とアルツハイマー病 酸化的ストレスとコレステロール代謝の関係
Alejandra Sekler 認知神経科学センター チリ
Beuropsychiatric Disease and Treatment 2008:4(4)715-722


アルツハイマー病は今日最も多い痴呆です。アルツハイマー病は脳の中にタンパクの凝集体の形成が特徴的で、それは過リン酸化されたタウタンパクとAβ(エーベーター)プラークからできている。アルツハイマー病や他の神経変性病の病因は、酸化的ストレスであり、結果として神経細胞の機能障害と神経細胞死につながっています。酸化的ストレスは、活性酸素種や窒素種の調節できない生産の結果で、タンパク質、脂質、核酸の構造変化を招いています。

これらのことから、アルツハイマーの原因として、酸化障害であるといういくつかの仮説が出されています。痴呆や他の神経変性病の進行と酸化的ストレスの指標の関係を示している研究があります。

さらに、アルツハイマー病の進行と、コレステロールとの関係を示す証拠があります。高コレステロール血症は、アミロイドの(脳に蓄積するAβ)進行の初期のリスクファクターであり、長期間の集団を追跡した研究はコレステロールが晩年のアルツハイマー病に関係していることを証明しています。

アポЕタンパクはコレステロールや他の脂肪の血流や脳脊髄液での輸送をしています。

アポEタンパクには3つの遺伝子型ε2、ε3、ε4があり、ε4をホモに持つ(両親からいずれもε4を受け継いでいる場合)は、アルツハイマー病のリスクが高い。アルツハイマー病の患者の脳中の過酸化レベルはアポEの遺伝子型によっており、ε4の場合、高いことが分かっています。(アポEの様な)脂質を輸送するタンパクは、活性酸素の標的であり、アポE・タンパクの過酸化とアルツハイマー病には関連があります。以前の患者の研究で、酸化的ストレスははっきりと、認知の低下に結びついており、アルツハイマー病の患者の酸化バランスの悪さは、いろいろな生物指標からはっきりしています。

(2012/07/30 掲載)



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