農薬について知ろう

不妊治療と残留農薬

キーワード 不妊 農薬 残留農薬

 

「不妊」というキーワードは私自身も気になるワードですが、

男性側、女性側の原因は様々だと思います。

生活習慣や食生活などの見直しも不妊治療の第一歩ではないでしょうか。

今回、ある文献がハーバード大学から発表されました。

1つのデータとして参考になればと思います。

果物や野菜からの残留農薬が関係しているか

イントロ

 

12-16%のカップルが不妊になっている。

精子の質も年々悪くなっている、とのデータもある。生殖毒性があるものの中で、農薬が精子の質に影響している。

1970年代に農薬の製造工場の労働者に多くの精子減少症、無精子症などが報告された(DBCP.製品ネマゴン)

一般農法(農薬を使う)で育てられた果物や野菜が主な農薬の摂取源になっている。

 

たくさん農薬が残留している果物や野菜を食べることが精子の質に影響しているか?

 

方法

 

2007年から2015年に男性155人(不妊治療中)の精子338検体を調べた。残留農薬の摂取量は、アメリカ農務省のデータを元に残留が高い作物と低い作物に分け、参加者のそれぞれの摂取量を推定し、摂取量に応じて4段階に分け、それぞれの精子の質を比較した。

 

結果

 

残留農薬が多い作物をたくさん食べている人は、精子の質が低かった。(グラフAとC)

平均して、1日に1.5皿以上、残留農薬が多い作物を食べている人は、1日に0.5皿以下の人に比べ精子数が49%低く、形が正常な精子が32%低い。

残留農薬が低い作物を食べている人は、正常な形の精子の割合が高かった。(グラフBとD)

 

引用文献

Fruit and vegetable intake and their pesticide residues in relation to semen quality among men from a fertility clinic

不妊治療に通っている男性の精子の質に果物や野菜からの残留農薬が関係している

Human Reproduction,Vol.30、No.6、1342-1351、2015

ハーバード大学 T.H.chan school

 

今回の論文は不妊治療中の男性にターゲットを絞っていますが、男性一般で比較しても同じような結果になるという論文も他から発表されているようです。

ネオニコチノイド系農薬|ウナギの減少

ネオニコチノイド系農薬 最新情報

 

ネオニコチノイド系農薬が昆虫などの生物の減少の原因ではないかという話題はこれまでもいくつもありました。

今回、島根県の宍道湖でウナギが減少した原因がネオニコチノイド系農薬ではないかという発表が、

国立研究開発法人 産業技術総合研究所よりありました。下記にURL貼っています。

 

名古屋生活クラブの考え

哺乳類含む生物への影響が懸念されるのは、有機リン系農薬、カーバメイト農薬、ピレスロイド系農薬です。

ネオニコチノイド系農薬は哺乳類への影響はありませんが、その他生物への影響が懸念されている農薬です。

ネオニコチノイド系農薬だけが悪ではないので、それを排除するために、

より強力な有機リン系農薬の使用に変えることは本末転倒です。

宣伝文句として「ネオニコ反対!」というのは見ますが、その代わりにどんな農薬にしたの?というところまで疑ってほしいです。

安易な宣伝に惑わされず、消費者がしっかりしていかないといけませんね。

 

名古屋生活クラブでもお米ではネオニコチノイド系農薬は排除しました。

果物では一部農家さんが使っていますが、カタログに使用農薬を掲載しています。

↑産総研のグラフ引用:1993年にネオニコチノイド系農薬が使われ始めました。

 

産総研の発表内容:

https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20191101/pr20191101.html

農薬残留と野菜果物の摂取と心血管病リスク

キーワード

農薬 心血管病 残留

 

農薬残留レベルごとの果物と野菜の摂取量と心血管病のリスク

Association between intake of fruits and vegetables by pestcide residue status and coronary heart disease risk

ハーバード大学 T.H.chan スクール Environ Int 2019 Aug29

 

背景

 果物と野菜の摂取は心血管病の予防になるが、同時に農薬の主な摂取源でもある。

 果物と野菜の摂取が心血管病のリスクに農薬の残留量によってどう影響するか分かっていない。

 

方法

 14万5789人の女性と2万4353人の男性(開始時に心血管病とガン(非メラノーマ皮ふガンを除く)を持っていない人達)、果物と野菜の摂取は食品質問表を基に算定した。農薬の残留は、アメリカ農務省のデータに基づいて推定した。

 

結果

3つの追跡研究(1人を1年追跡すると1人/年と換算した場合で、平均で17万人だと約13年に値するデータ)では、

3707件の心血管病が生じた。

低残留の果物と野菜の摂取が大きいと、心血管病のリスクが減った。一方、高残留の果物と野菜の摂取はリスクに関係しなかった。

 とくに、1日に4サービング以上の低残留の果物と野菜を食べる人は、1サービング以下の人に比べ、リスクが20%下がっていた。

 高残留の果物、野菜を1日4サービング以上食べる人は、1サービング以下の人と比べて、リスクは0.97だった。

 

補足

アメリカ人のための食事ガイドラインとアメリカ心臓協会は、心臓病を減らすために、1日5サービング以上の果物と野菜の摂取をすすめている。しかし、果物と野菜には多く残留農薬が含まれる。実際、2016年度、アメリカ農務省の調査では、85%もの果物と野菜から残留農薬が検出され、およそ半分からは3種以上の農薬が検出される。

 

方法

131アイテムの食品摂取頻度の質問表を4年ごとに調査した。

残留農薬は、毎年1万サンプル、農薬数400で分析

その結果、残留量に応じて、各農作物を点数化(0〜6まで)した。

 

 

03までを低残留、46までを高残留と分類し、その摂取量によって5分割し、心血管病のリスクを比較した。

                                   

0

1

2

3

豆、グレープフルーツ、乾プルーン、オレンジジュース

りんごジュース、カリフラワー、豆腐、さつまいも、トマト

マスクメロン、人参、かぼちゃ

ブロッコリー、オレンジ、ブルーベリー、なす、ズッキーニ

4

5

6

セロリ、ケール、りんご、梨、ぶどう、ピーマン、アップルソース

いんげん

レタス、桃、梅、ほうれん草、いちご(冷凍も)

 

解説

東京都の残留農薬検査は、農薬143種、332品目を1年間で検査しています。

国(厚生労働省、地方公共団体)の残留農薬検査は、298万877検体で検出率0.36%です(検査農薬数 不明)。これをアメリカの結果と比べると

 

 

検査数

農薬数

検出率

アメリカ

1

400

85

2016

厚労省

298877

0.36

2015

東京都

332

143

9.6%(32332

2016

 

 単位面積当たりの農薬使用量(OECD)で見ると、日本はアメリカの5倍くらいなのに、なぜか検出率が1桁、2桁低くなっています。測定している農薬数が格段に少ないことが原因です。

 さて、一方、今回のハーバード大学の研究結果、心血管病も含めて、野菜、果物の有用性がいわれていますが、「高残留の果物、野菜」を摂っても「効果なし」になりかねませんよ!!と受け取れる内容です。オーガニック食品の摂取については、この論文では調べていませんが、今後の課題であると筆者は述べています。

ネオニコチノイド系農薬-ハチへの影響

キーワード

ネオニコチノイド ハチ

 

ネオニコチノイド系農薬の規制

 

EFSA News (2018/2/28)  Neonicotinoids: risks to bees confirmed

 

EUでは、ネオニコチノイド系農薬のクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3種を2013年から暫定的に禁止にしています。この段階では、悪影響がはっきりと証明されていなかったので、2年間の「暫定禁止」としていました。これまで、問題が無い事を証明するデータが出てこなくて、延長されてきましたが、EFSA(欧州食品安全機関)が、ついに「ハチへの影響が確認された」と発表しました。

今回は、種子処理としての使用方法についてですが、EFSAが正式に公表したことで、「暫定」ではなく正式な規制につながっていくでしょう。

 

 

ネオニコチノイド系農薬について

  • 有機リン系農薬など古いタイプの農薬よりも、人体に対する毒性が低い殺虫剤(昆虫には良く効く)
  • 浸透性があるので、植物内部まで入り込む
  • 人体への毒性が低いので、使用量が多かったり、残留しやすい使用方法が認可されてきた(種子処理、土壌混和など)
  • 残留しやすく、大量に使われる様になったので、ミツバチ、トンボなど、昆虫に対する影響が問題になった

日本では、規制どころか、使用量が増えています。毒性が低いものを同じ量使うなら改善ですが、毒性が低くなった分多く使ってしまっては、意味がありません。

 

関連記事

ネオニコチノイド系農薬の基準値変更について

クロチアニジン(ネオニコチノイド系農薬)の残留基準値改正

(2018/3/30 外山)

乳幼児食品-日本とEU

キーワード

乳幼児食品 規制

 

1997年に出した指針で、EUは乳幼児(3歳以下)向けの食品は残留農薬を0.01ppmにするように

規制しています。

この数値は、有機・農薬不使用の野菜を使わざるをえないほどの厳しい数値です。

 

ポイントは

「実際に子どもが農薬使用した野菜を食べ続けた結果の影響が分からない」

  ●成長や機能の遅れなどがでてくる心配

  ●精子の質の低下

  ●免疫系への影響  など

 

分からないからこそ、安全側にたって規制するべきだという姿勢です。

 

ひるがえって日本はというと、特に規制はありません

また、発がん物質が含まれる油「パーム油」が日本の粉ミルクの主成分になっていて

既に許容量の3〜4倍になっています。

 

この違いをもってなお、日本の食品は安全だといえるかどうか・・・

 

 

Opinion of the scientific committee for food on:

A maximum residue limit(MRL) of 0.01mg/kg for pesticides in foods intended for infants and young children .(1997919)

乳幼児向け(3歳以下)食品の残留農薬許容量(MRL)を0.01mg/kg(ppm)

設定する

Difference in susceptibility between infants, children,and adult

 

(農薬)に対する感受性が乳児、子どもと大人では違っている。

(大人では)毒性が現れない量でも、特別に感受性が高い時期に農薬を曝露すると、大人になってから現れてくる成長や機能の遅れなどが生じることが特に心配されている。特に、中枢神経系への毒性だが、それ以外にも内分泌系、生殖系(精子の質の低下)、免疫系にも現れる可能性がある。

ある種の農薬の曝露で、実験動物で遅延神経毒性が観察されているが、ヒトでその様な可能性があるか、結論を出せるようなデータはない。今までの普通の毒性研究では、特に感受性の高い時期の少ない曝露については適切に対象にされているわけではない。

 

解説

 パーム油の毒性を調べる過程で、乳児の粉ミルク摂取がすでに許容量の34倍になっていること、日本の粉ミルクの主成分がパーム油であること、海外では(特にヨーロッパ)では、オーガニックの粉ミルクがたくさん出回っていること、など日本との違いを再度、実感しています。このヨーロッパの文書は、乳幼児(3歳以下)向け離乳食の残留農薬基準値が最低ラインの0.01ppmに設定されているという公的な文書です。ここまで厳しく規制されているとは驚きました。理由も合理的なもので、特に感受性の強い乳幼児という対象を考えた毒性実験が多くない、というものです。

残留農薬以外にも

ローカストビーンガム、加工デンプン(ヒドロキシプロピル加工デンプン、リン酸架橋デンプン、アセチルリン酸架橋デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン)、カラギーナン、キサンタンガム、グアーガム などがあります。

伊澤

薄められたデータ これを根拠に安全だと言える? ベノミル

分析農薬数が少ないと検出率が低くでるというからくり

 

下の表は厚生労働省が各自治体や検疫所から集めてまとめた、国産農産物の残留農薬の検出率と基準値違反の割合です。

 

年度 検査数 農薬の検出数 農薬の検出率 基準値違反の数 基準値違反の割合
H23 1,123,811 3,230 0.29% 31 0.003%

 

『本集計結果から、基準値超過の割合はいずれも低く、我が国で流通している食品における農薬等の残留レベルは十分に低いものと考えられました。』

厚生労働省はこうまとめていますが、検出率がたったの0.29%とあるけれど、これって本当!?

 

次の資料を見て下さい。

国別の、対面積あたりの農薬の使用量です。この時点で日本は韓国に次いで2位です。

 

 

 

次に農薬の検査数と検出率を比較してみました。

検査した農薬の種類 検体数 検出数 検出率
ドイツ(2005) 641 13,951 8,886 63.7%

東京都(2014)

145 309 108 35%

厚生労働省(2011)

いろいろ* 1,123,811 3,230 0.29%

*各検査機関で検査数がバラバラのデータなので集計不可

 

ドイツは、分析農薬数600以上、検出率63.7%です。東京都の検査でも35%の検出率です。一方で厚生労働省は検出率0.29%と言っています。
日本は面積あたりの農薬使用量はドイツの4倍以上なのに、検出率0,29%というのはどうなんでしょうか?


一般に、分析する農薬の数が増えると検出率は上がります。逆に、日本は分析する農薬の数が少なく検出率が下がります。
分析する農薬が少ない不検出のデータで薄められた検出率をもとに、厚生労働省は『我が国の農薬等の残留レベルは十分に低い』と結論付けています。

 

 

厚生労働省の言う、検出率0.29%はごまかし

検出率0.29%という数字の裏側に、検査する農薬の数が少ないと検出率が下がるカラクリがありました。厚生労働省がまとめたデータは、検査するものそれぞれで検査する農薬の数がバラバラです。検出限界も統一されていません。

それに、みかんや柑橘の検査では、ベノミルのような高い割合で検出される農薬をわずかしか検査していません。
厚生労働省がこのデータを根拠に『日本の農産物の残留レベルは十分に低い』と言うのはごまかしです。

 

今回ベノミルを調べてて知ったのは、EUやオーストラリアと、日本の対応の違いです。とても大きな差がありました。

一体この違いは何なのでしょうか。日本の農産物はまだまだ安全とは言えません。(村島)

 

高い検出率・少ない検体 ベノミル

見つからないベノミルの残留データ

前回はベノミルの毒性や各国の対応についてのお話でした。

http://1.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=197

 

では次に、ベノミルはみかんやその他の野菜に実際に残留しているのでしょうか?

そこでベノミルの残留データを探したのですが、国内では全然見つからないのです。

 

ベノミルはみかん収穫後の輸送中や倉庫での貯蔵中、スーパー等の店頭にならんでいる時にカビ無いよう、みかんを収穫する直前に散布されます。つまり、ベノミルがみかんに残留しているから、長時間カビないのです。
(ベノミルは、みかんを含む柑橘類に対して収穫前日まで使用可能)

 

その使われ方から考えても、みかんに残留していないはずが無いのだけれども、データが見つからない。。。
必死で探して、ようやくベノミルの残留データが見つかりました。

 

高い検出率
 

年度 品目 検体数 検出数 検出率
H21 みかん 25 11 44%
H22 みかん 22 14 64%
H23 みかん

23

9 39%
H19 その他の柑橘類 7 6 86%
H23 その他の柑橘類 9 6 67%

検査した農薬:カルベンダジム、チオファネート、チオファネートメチル及びベノミル(注1)

厚生労働省 『食品中の残留農薬等検査結果』

注1) ベノミルと類縁の化合物を合わせて計算しています。

 

ベノミルが、みかんとその他の柑橘類にとても高い割合で残留しています。

みかんは外皮を剥いて検査しています、つまり果実に残留しています
(その他の柑橘類は、皮ごと検査。)

 

少ないデータ

これだけ高い割合で残留しているベノミルのデータが国内で全然見つからないことが不思議でした。

東京都の残留農薬検査ではベノミルは検査の対象にすらなっていませんでした。

 

残留農薬検査って、何のためにやるのか? 私達の安全を守るためなのでは?

だとしたら、ベノミルのような残留する可能性の高い農薬を検査しなければ意味が無いと思うのです。

例えばH23年度に検査したみかんのうちわずか23検体しかベノミルの検査をしていないのは、国民の安全を守るための残留農薬検査としては、かなりピントがずれていると思うのです。(つづく)

 

 

ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアでは使用禁止の殺菌剤 ベノミル

みかんはとても腐りやすい食べ物です。みかんが貯蔵中に腐る主な原因はカビです。そこで慣行栽培では(一般的な農薬、化学肥料を使う栽培)収穫直前に殺菌剤(防カビ剤)を散布します。だから慣行栽培のみかんは、あまりカビません。しかし、使われている殺菌剤に問題があります。

 

ベノミルとその毒性

ベノミル(商品名:ベンレート)という殺菌剤は、日本においては柑橘の他にもトマトやきゅうりなど、様々な作物に幅広く使われています。柑橘においては貯蔵中や輸送中に腐らないようにするために、収穫前日まで使用できます。

 

EPA(アメリカ環境保護庁)は、ヒトに対して発がん性がある農薬として挙げており、環境ホルモンの疑いがあります。
特にお母さんのお腹の中にいる子供が曝露した場合には、生まれたときに先天性異常が見られるなど、催奇形性の報告が数多くあります。

 

ベノミルの代謝物:カルベンダジムの問題
ベノミルはカルベンダジム(MBC)という物質を不純物として含むだけでなく、水分に出会うと容易にカルベンダジムに変化します。カルベンダジムは、1999年に失効した殺菌剤で、遺伝毒性があり、環境ホルモンの疑いがあります。また、土壌中に3カ月〜2年以上も残留する場合があります。
★ベノミルと同様に使われている農薬の中に、チオファネートメチルがあります。これの代謝物もカルベンダジム(MBC)になります。この殺菌剤も、みかんでは収穫7日前、みかん以外の柑橘には収穫前日まで使用が可能です。

 

 

EU、アメリカ、オーストラリアは危険だと判断

オーストラリアでは、政府がベノミル、チオファネートメチルとその代謝物カルベンダジムの毒性について独自の基準をもって検証し、現行の基準でのベノミル使用は支持できないとはっきりと言っています。そしてベノミル、チオファネートメチルは2004年には失効、もしくは自発的に登録を抹消しています。EU、アメリカでも使用禁止です。 また、ベノミルの毒性について検証している論文を検索しても、見つかるのは海外の論文ばかりです。

 

国外ではベノミルの使用による胎児の先天性異常や、薬害などによる訴訟が相次ぎ、デュポン社は2001年に販売を中止し登録を取り下げました。しかし、日本では住友化学が商標を譲り受け、今も国内で製造販売を続けています。

この事実について、みなさんはどう思われますか? 

 

日本ではベノミルのような先天性異常が報告されている農薬が、貯蔵、輸送中に腐敗をださないために使われています。

農薬を使う人や食べる人よりも、経済や流通を優先していることが伺えます。

 

一方で、化学合成農薬を使わない生産者さんは、みかんが腐るコストを負担しているのです。

腐るコストを負担してでも、安心して食べられるみかんを栽培してる生産者さんのみかんを食べてください!(つづく)

 

食品安全委員会による農薬評価(グリホサート)に対する考え方

2016年7月 食品安全委員会から、「グリホサート」の農薬評価書が公表されました。日本の食品の安全を守る機関の評価というのが、この様な考え方で行われているという事が良くわかりますので、紹介します。細かい部分を読みたくない人は、途中を飛ばしても構いませんので、最後の部分について考えてみて下さい。

 

りんごなどに使われる殺菌剤マンゼブの様々な影響

Thyroid hormones and cytogenetic outcomes in backpack sprayers using ethylenbis(dithiocarbamate)(EBDC) fungicides in Mexico

殺菌剤EBDC(マンゼブなど)の散布者の甲状腺ホルモンと細胞遺伝的な影響

Kyle Steenland.   労働安全と健康国立研究所   アメリカ

(National Institute for Occupational Safety and Health)  Vol 105  No10  October  1997.  Environmental Health Perspectives

 

マンネブ、マンゼブ(EBDCジチオカーバメート系農薬)はアメリカ国内では、一般に広く使われ1990年以前には、1年間で3620トンから5560トン使用されていた。

皮膚から吸収され、エチレンチオウレア(ETU)に分解していく。

1%から10%皮膚から吸収され、その7.5%がエチレンチオウレア(ETU)に分解していく。農薬(マンネブ、マンゼブ)自身も、又その分解物、エチレンチオウレアも、細菌と動物細胞に突然変異をもたらす。

EPA(アメリカ環境保護庁)は、エチレンチオウレアをねずみに甲状腺と他のガンを起こすことから「発がん物質」と認定している。そのため、EPAは1992年に11種の作物への使用を禁止したが、依然としてリンゴ、アーモンド、トマトなどの多くの作物に使われている。

 

 

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