花王「エコナ」って本当に健康なの?

花王のエコナは太った人にしか効果がない?

厚生省の新開発食品調査部会の議事録を読んでいたら、びっくりすることが書いてありました。

「花王がやった試験においても、もともと体重が全く正常範囲にある人、あるいは、血清中性脂肪が全く正常範囲にある人に関しては、効用は認めていない。」

要するに、太った人にしか効果がないと花王は認めているのです。でも、それすら否定する、いろんな研究者がいるのです。

それに対して、厚生省の議事録には、エコナの考えられる危険性として、
 

●エコナの主成分が、酵素を活性化して、発ガンにつながる、糖尿病につながる。
●エコナに含まれているトランス酸が5%と高いので、心臓病につながる。
●高温処理でできる、毒性の強いグリセリドダイマーの生成。


などが考えられる、としています。

簡単に言うと、エコナは効かないかもしれない。危ないかもしれない。

(伊澤)

(2004/01/01 掲載)

花王のエコナに発ガン性?

厚生労働省の審議会で、エコナの主成分、「ジアシルグリセロール」に、発ガンプロモーターの可能性があることが議論されました。

その結果、追加試験を行うよう、答申が出されています。

それにもかかわらず、厚労省は、「特定保健用食品」の表示を認めてしまいました。(ジアシルグリセロールには合成洗剤のような作用が考えられます。)

皆さん、「特定保健用食品」などの表示にだまされず、本物の食品を。

(伊澤)

(2006/12/05 掲載)

花王のエコナに発ガン性

今まで何回かにわたり、花王のエコナに発ガン性があるかも知れないと、お伝えしてきました。その後の追加実験の1部で、発ガン促進作用を示す結果が出ました。これを受けて厚労省は、更なる追加実験を今後1年半かけて、より多くのラットを用いて行う事にしたものです。

今回発ガン促進が認められた実験は、ガンになりやすくした遺伝子組換えラットに、発ガン物質(4NQO)とDAG(ジアシルグリセロール…エコナの成分)を与え、発ガンが促進されるかどうかを見たものです。

発ガンは2段階に分けて考えられています。遺伝子DNAに傷がつくイニシエーションとその後のプロモーションです。多くの発ガン物質がDNAに傷をつけるイニシエーション活性を持たないにも関わらず、発ガン物質として認定されています。合成洗剤に入っているジオキサン、テフロン加工のテトラフルオロエチレンなどもその様な物質です。

エコナの成分のDAGもその様なプロモーション作用を持つ物質と考えられています。細胞の分裂、増殖のスイッチの1つであるプロテインカイネースCを、活性化させるからです。

ガンは細胞の増殖が止まらない病気です。細胞の増殖を止めるガン抑制遺伝子が突然変異によって働かなくなっている例が、ガン細胞で多く見つかっています。

今回見つかったガンは舌ガンです。遺伝子組換えラットで高度(16匹中の9匹)に見つかりました。普通のラットでも、2例ガンが見つかりましたが、16匹中の2匹という結果では、数が少ないそうで、ガンが増えるとは認定されませんでした。この研究を行った研究者も書いていましたが、たばこなど、イニシエーション作用を持つ毒物と、エコナのプロモーション作用が舌で相関する可能性もあります。
 

(2006/12/05 掲載)

花王・エコナの主成分ジアシルグリセロールの危険

遺伝子組み換えラットを使った実験で舌ガンがでた結果を受け、厚生労働省は「念のため」という名目で追加試験を実施。

評価書「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について」(2009年6月 食品安全委員会新開発食品専門調査会 食品安全委員会添加物専門調査会)のいくつかの実験の中から、野生型マウスを用いた皮膚二段階発がん試験「マウス皮膚二段階発がんにおけるDAG Oilのプロモーション作用の検討」(国立がんセンター研究所 若林敬二)より一部抜粋


実験

6週齢のICRマウスの背部皮膚にDMBAを単回塗布(100μg)してイニシエーションを行った後、DAG油を1日1回又は2回、週5日、35週間背部皮膚に塗布した。


結果

一日投与量(mg/背部皮膚/日) 例数 皮膚病変(%)
乳頭腫 扁平上皮がん 腫瘍合計
DAG油150mg 25 48* 12 48*
DAG油60mg 25 44* 4 44*
大豆油170mg 23 4 0 4
アセトン(溶媒) 24 0 0 0

野生ラットにDAG油(エコナ)を塗ると約半数に癌ができた。

今までは野生ラットでは発がん性なしとの評価だったが、DAG油を処理したマウスの内、44〜48%の確率でマウスに腫瘍が見つかった。大豆油では4%

以上より、DAG油の塗布により皮膚の発がんプロモーション作用が認められた。(=DAGには発がんの第2段階を促進する作用が認められた)


●上記実験をうけた食品安全委員会事務局の案

当該試験は、発がん物質によるイニシエーション後に高用量かつ頻回に皮膚に塗布するといった、ヒトが通常食品としてDAG油を摂取する場合には想定し得ない暴露条件下におけるものであり、新開発食品専門委員会及び添加物専門調査会としては、ヒトが通常食品としてDAG油を摂取する場合に外挿することは適切でないと判断した。


解説

確かに他の実験では結果がばらばらで発ガンプロモーション(促進)作用が認められたり認められなかったりと結果は半々でした。が、結局「実験結果では発ガン促進作用について一貫性がないから、皮膚に塗ったりしないで」としたのです。


また、特定保健用食品としての安全性の評価については、「新たな知見を踏まえあらためて評価を行った結果、引き続き妥当なものと考えられ、本食品については、適切に摂取される限りにおいては、安全性に問題はないと判断した。」としています。


この食品安全委員会の見解を皆さんはどう思いますか??結局実験結果では、DAGを摂取しても大丈夫だとは言い切れないものだったにもかかわらず(食品安全委員会専門委員の方の中には、これに対し「安全性に問題なしとは言えない」という訂正意見も出されています)、「全く発ガン促進作用が認められなかったため」ではなく「一貫性がなかったため」大丈夫だと言っているのです。発ガン促進作用が認められた実験があったにもかかわらずです。さらに特保はそのままで問題なしとしています。(花王はその後自ら取り下げ申請をしました)


「エコナ」はこれまで何億本と日本国民の口に届いています。利益第一主義の大企業の姿勢、それに対して国民の健康を本当には守ろうとしない国の対応。自分で正しい情報を得ることはとても難しいことですが、国は本当には守ってはくれません。

(株式会社名古屋生活クラブ代表 伊澤眞一)

(2012/06/25 掲載)

日清オイリオの「ヘルシーコレステ」

日清オイリオの「ヘルシーコレステ」などの植物油について


「コレステロールを下げる」ことを、うたい文句にしている植物油が増えています。

が、その実状は、
 

●総コレステロール値が200mg/dl以上の人のみ、有効。
●LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)は、下がらない。(有意に)
●味の素の「サララ」は、もっと効かない。
●花王の「エコナ(植物ステロール配合)」は、ヒトでの有効性試験を1ケ月しかやっていない。


たいした効果もない油を、高く売りつけるメーカー、それを後押しする厚労省、科学に弱い、新し物好きの日本人の消費者。

日本の縮図を見る思いがします。

仮に、コレステロールが下がったとしても、大体1ケ月くらいで、それ以降は、体内で合成が高まってしまうことがほとんどだそうです。

安易に新規の食品に頼らずに、食生活そのものを見直すしか、道はないのです。

(伊澤)

※資料はすべて厚労省の審議会の議事録から採りました。

(2012/07/05 掲載)

味の素「ピュアセレクトサラリア」・サンスター「健康道場・おいしい青汁」

味の素「ピュアセレクトサラリア」・サンスター「健康道場・おいしい青汁」について


味の素「ピュアセレクトサラリア」

植物ステロール配合のコレステロールを下げるマヨネーズ・・・と、されていますが、

(1)β-カロチンの血中濃度もいっしょに下げてしまいます。(同様に、脂溶性ビタミンの吸収に悪影響か?)

(2)「今の日本人の油脂の摂取量は、安全域の中にあるわけではなくて、かなりの人が、その安全域を越えています」

(3)「日常生活の上で、本当にこういうものが必要か、ということがいつも疑問に思うわけです。」

(4)「一点だけ、気掛かりなところがあるんですが、これは卵を使っていますね。卵だから、本来コレステロールが入っていますね。それで、植物ステロールの量について明示されているんですが、コレステロールについては、表になっていないんです。どうも、企業として、不正直じゃないかというのが、引っ掛かっているんです。」

(◆銑い聾労省の議事録より)

植物ステロールは、コレステロールの吸収をさまたげることにより、コレステロールを下げる働きがありますが、短期的で、長期的には明らかではありません。コレステロールの吸収をさまたげる以外に、脂溶性ビタミン(ビタミンE、ビタミンA、β-カロチンなど)の吸収をさまたげる可能性も大です。


サンスター「健康道場・おいしい青汁」

「脂溶性の貧血、体重増加低下、脾臓の肥大、赤血球の減少」が見られます。

「コレステロールを下げるかもしれないが、貧血になるかもしれない。」

(伊澤)

(2012/07/05 掲載)

花王・エコナの主成分ジアシルグリセロールの経緯

これまで代表・伊澤はエコナの危険性を言ってきました。

エコナの主成分についてのこれまでの論争について紹介したいと思います。


ジアシルグリセロールには発がんプロモーターの可能性があるのでは?と専門家が提言した。
(=発がんの2段階目であるプロモーションを促進する可能性がある?)
そして、ある実験で遺伝子組換えラットで16匹中9匹に舌がんが出て、発がんの促進作用があるとした。
これを受けて、厚生労働省は1年半かけて実験を行うことにした。
厚生労働省が様々な研究機関に依頼して10件近く実験が行われた。
その中の半分近くの実験でがんが認められた。
厚生労働省の判断は…
野生ラットや遺伝子組換えラットを使った実験があった中で
「野生ラットで発がん性なし」「一貫性がない」ことを理由に、
「ジアシルグリセロールは問題なし」とした。

???????????????????????????????????


もともと、発がんプロモーションの研究者の中で体内のジアシルグリセロールはタンパク質リン酸化酵素を活性化させ、がんの引き金の一つであることが分かっています。

だからエコナの主成分であるジアシルグリセロールも体内に入って同じように発がんプロモーターとして働くことが容易に予想されたのです。

この厚生労働省の見解を皆さんはどう思いますか?? ジアシルグリセロールは灰色?いや、ほとんどクロではないでしょうか。なのに、ストップをかけず、逆に特保はそのままで問題なしとしていました。少しでも危険性が分かった段階で厚生労働省は花王に働きかけるべきだったのではないでしょうか。

花王は自ら特保を取り下げましたが、これらの事実がほとんど報道もされず、知らぬ間に記憶から消えていく。そういえばエコナって最近見ないね…と。これまで消費してきた人達の健康は無視されていないでしょうか??今回の事で工業的に作られた製品の恐さが改めて感じることができました。

(もみのき)

(2012/07/06 掲載)

花王のエコナ(コレステロール・エコナ)のイギリスでの評価

エコナの姉妹品「エコナ(コレステロール)」、コレステロールの吸収をおさえ、「植物性ステロール」のはたらきで血中コレステロール、特にLDLコレステロールを下げます。(花王のホームページより)とかいてありますが、イギリスの政府機関「フードスタンダードエージェンシィ」のホームページには、こう書いてあります。

「....コレステロールを下げる事ができる証拠がある。しかし、長期間にわたっては充分な証拠ではない。」

日本の厚生省もこうあってほしいですね!!

(伊澤)

(2012/07/06 掲載)

食品の安全性評価はどうあるべきか 〜エコナ問題の教訓〜

食品の安全性評価はどうあるべきか 〜エコナ問題の教訓〜

2009年12月5(土) 総評会館


パネラー

菅野純(国立医薬品食品衛生研究所毒性部長、元食品安全委員会新開発食品専門調査会専門委員)

中村雅人(弁護士、内閣府・消費者委員会委員)

植田武智(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議事務局)

コーディネーター神山美智子(弁護士、食の安全・監視市民委員会代表)


 

  • 食品安全員会では、前半は安全性に関してのみ、議論していたが、後半から効果も含めて議論するようになった。効果は特殊な人にのみ通用する場合が多いのに、メーカーはそのことを明らかにしていない。
  • 効果はほとんどの場合、少ない
  • コエンザイムQ10などは薬として使われていたが、効果が低いので、薬から落とされた。実は毒性もある。
  • 薬などは生体の10箇所くらいに作用する場合が多く、その内1箇所は薬として有益に働くが、残りの9箇所は副作用として害作用する。薬はそのようなプラス面、マイナス面の両方から考えるが、特保は効果のみ。
  • 食品の安全性は添加物など微量のものは扱えるが、5%を超えて摂取する様な食品の場合は、検出できない。5%を越すと、カロリーが増加したり、ほかの栄養素が減ったりするので、実験として組めない。自分は遺伝子組み換え(とうもろこし?)の実験をいやいややらされた
  • シグナルかく乱(神経、内分泌など)は軽いかく乱でも成長期の子供には障害が残る場合がある。(大人は影響ない。3歳未満の子供に2日眼帯をつけただけでも弱視になってしまう)ビスフェノールAの毒性は咼ーダーだが、シグナルかく乱はμgオーダーで起こる。
  • エコナの主成分、1.3-ジアシルグリセロールは一度、脂肪酸との結合を切ってから、導入しているため、不安定で40%は1.2-DAGに変わってしまう。又、生成したDAGに悪臭があったため、高温で脱臭をかけたことが原因で、3-MCPDの生成→グリシドールの生成につながった。
  • グリシドールの発がん性は局部的でなく全身に及ぶため、エコナの発がん性を流せなかった
  • そもそも食品の主成分による発がん性の検出は難しいので、遺伝子組み換え動物を発がん性の実験に使った。
  • 花王に個人的に訴えられる可能性を感じている
  • ナノ物質は第2のアスベストになる。国際学会に出ても、皆一致している。今まで3社の大手会社が個人的に意見を聞きにきたので、話したら、開発は中止された。中小の会社が問題
  • サントリーの黒ウーロン茶などは下剤として使用している可能性がある。これを特保にしていいのか
  • 日本は毒性研究者が少ない。菅野さんの研究所の毒性部は20人、アメリカ、ドイツは数百人
  • 「飲むヒアルロン酸」という商品は、効果がないため特保として認可されなかったにもかかわらず、効果があるような宣伝で今も売られている。(植田氏)
(2012/07/06 掲載)
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