【マンガで読む】食品安全情報

未感染者も新型コロナウイルスに対する免疫を獲得している

今回紹介する論文は、かなり難しいと思います。ご質問があれば、遠慮なくお問い合わせください。自分でも、基礎知識が無くて調べながら読みましたので、間違っているところがあればご指摘ください。 (外山)

 

Target of T Cell Responces to SARS-CoV-2 Coronavirus In Human with COVID-19 Disease and Unexposed Individuals

Grifoni et al., 2020, Cell 181, 1489-1501 ラホヤ免疫研究所 アメリカ

 

新型コロナウイルス(SARA-CoV-2)と反応する免疫(獲得免疫)がどれくらいあるのか調べたところ、新型コロナウイルスに感染した人だけでなく、新型コロナウイルスが出現する前に採取して保存してあった血液からも、新型コロナウイルスを認識する免疫細胞が見つかったという論文です。

 

(方法)

新型コロナウイルス(SARA-CoV-2)感染症から回復した患者の血液と、新型コロナウイルスのたんぱく質の断片(ほぼ全体を網羅するように設計した小さな断片を混ぜたもの)を反応させ、免疫系の活性化を調べた。比較対象として、2015〜2018年(新型コロナウイルス発生前)に採取した血液を、「健康な人の血液」として使用した。

 

(結果)

抗体

すべての新型コロナウイルス感染症患者の血液に、抗体が存在している。量は少ないが、健康な人の血液にも抗体が存在していた。

 

T細胞

新型コロナウイルスと反応するヘルパーT細胞は、すべての患者に存在していた。

新型コロナウイルスと反応するキラーT細胞は、70%の患者に存在していた。

健康な人の中にも、新型コロナウイルスと反応するヘルパーT細胞、キラーT細胞を持っている人がいた。

 

 

(解説)

感染後に免疫ができる = 抗体ができる

と思っている人が多いと思いますが、抗体以外にも獲得免疫があります。

 

獲得免疫に関わる細胞

ウイルスに感染された細胞:ウイルスに感染した細胞は、表面にウイルスの断片を提示する。この断片が、健康な細胞と感染されてしまった細胞を見分ける目印になる

B細胞:ウイルスのたんぱく質と結合する抗体を作る。抗体は、感染に重要な部位をふさいで、ウイルスを不活化したり、白血球が攻撃する目印にになる。

キラーT細胞:キラーT細胞は、提示された断片を目印として、感染細胞を攻撃する。

ヘルパーT細胞:ウイルスの情報をもとに、免疫系に指令を出す。

樹状細胞、マクロファージ:抗原提示細胞。ウイルスなど異物の断片を、B細胞、T細胞に届けて活性化する。

 

感染症予防のためのワクチン接種では、「抗体ができた」というだけでは感染症予防にはなりません。なので、ツベルクリン反応では、抗体の有無を見るのではなく、体が炎症反応を起こすかどうかを見ています。

 

今回紹介した論文では、新型コロナウイルスが世の中に存在しなかったときに採取した血液にも、新型コロナウイルスと反応する免疫細胞が存在している事がわかりました。この理由ははっきりしていませんが、おそらく今までにもいた普通のコロナウイルスと感染したときに、獲得した免疫系が、新型コロナウイルスとも反応していると考えられます。反応する免疫を持っていても、ほとんど効果の無い免疫細胞のこともあるので、感染や重症化を予防できると結論を出すことはできませんが、重症化する人と症状のほとんどない人の違いに関係している可能性があります。

新型コロナウイルスの感染拡大防止にはマスクが重要

新型コロナウイルスの感染が拡大防止には、マスクが効果的だという論文をテキサスA&M大学の研究者が発表しました。

 

Identifying airborne transmission as the dominant route for the spread of COVID-19

PNAS first published June 11, 2020

 

要約

  • 武漢、ニューヨーク、イタリアで行われた政策と感染者数の推移を調べた
  • ロックダウン、ソーシャルディスタンス、ステイホームといった対策では、1か月以上経っても感染拡大は止まらなかった
  • マスクの着用を義務化したことで、新規感染者数が減少。約1か月でイタリアで78000人、ニューヨークで66000人の感染が免れたと推測される

 

 

図3 新型コロナウイルスの感染経路

 

 

図2 政策と感染者数の変化

 

 

図3 新規感染者数

マンガ|天然由来のカラギーナンでも要注意

名古屋生活クラブでは

アイスクリームやゼリーによく含まれているカラギーナンという物質を

禁止にしています。

海藻から作られる増粘剤ですが、分解をうけた分解カラギーナンには

発がん性があります。

しかし、人の体内では分解されないのではないかという議論が

続けられ、現在では腸内細菌に分解できる菌がいる可能性があるという

見解が強くなってきています。

私たち日本人はとくに、古くから海藻を食べてきた人種ですから、

分解できる菌を持っていても不思議ではありませんよね。

 

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マンガ|アイスクリームは食べすぎ注意

アイスがおいしい季節ですね。

市販のアイスは結構カロリーが高いですよ。

よく表示を確認しましょうね。

 

さて、名古屋生活クラブでは

アイスによく含まれる安定剤のうち、カラギーナンに

警鐘を鳴らしていますが、

それとは別に、市販のアイスは牛乳の割合を減らして

植物性油脂が入っていることが多いことも問題視しています。

マンガのようにカロリーが多いこともそうですが、

植物性油脂は多くはパーム油だと思われるからです。

パーム油は精製時に発がん性のある物質が多くできている油。

しかし、安価でできるため、揚げ油、お菓子、スイーツ(植物性クリーム、マーガリン)

などいろんな食品に使われています。

『植物性油脂』って聞こえはいいですが、

実は要注意!!

 

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マンガ|n-3系脂肪酸が多い食品を摂ろう

巷でもn-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸という言葉が

見られるようになりましたね。

10年ほど前に作ったマンガでおさらいしてみませんか?

n-3系脂肪酸が多いのは、青魚、くるみ、えごま油、アマニ油が

代表といっていいかもしれません。

 

1週間の献立を見直して、青魚を食べる献立を増やしてみませんか。

(マンガはPC版に切り替えると見やすくなります)

 

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